2009年7月 7日 (火)

七夕考 4.罪から赦しへ

8ヶ月ぶりのブログ更新となってしまいました。最近はすっかりTwitterが流行りで、長文のブログなど読む人はあまりいないのかもしれませんが、ある程度まとまった自分の考えの備忘のためには、ブログというツールの有効性は減じていないと思っています。

この「七夕考」も、結局、1年ぶりの更新です。いつ考察が終了するのやらといった感じですが……。さて、第3回が七夕伝説における刑罰の目的や効果という刑事法的な観点からの考察でした。第4回の考察では、同じく七夕伝説の刑罰について、前回とはちょっと視点を変えて、刑事法というよりは法哲学的な観点から七夕伝説を考察してみたいと思います。

いきなり抽象論から入りますが、ある者が罪を犯して、その罪が赦されるまでには、原則として4つの段階を踏むと考えます。1.罪を犯すこと、2.罰を与えられること、3.罪を贖うこと、4.赦しを与えられることの4つの段階です。1と3が自律的な行為、2と4が他律的な行為となります。それぞれを詳しく見てみましょう。

第一段階は「罪を犯すこと」です。当たり前のように思われるかもしれませんが、「お前は罪を犯した」といくら他者から糾弾されようとも、自分自身がそれが罪になると認識しなければ、それは「罪を犯した」ことにはならないと思います。法律用語としての「確信犯」や責任故意・過失の論点ですね。罪を犯したことの自覚と言い換えても良いかもしれません。「罪を犯した」ことの自覚、それは非常に自律的な行為であると考えます。

第二段階は「罰を与えられること」です。第一段階と比較すると、こちらは非常に他律的な行為であると言えます。もちろん、罪の自覚なしに罰を与えられることはありますし、さらには冤罪のように罪を犯していないのに罰が与えられることすらあります。

第三段階は「罪を贖うこと」です。第一段階同様、自立的な行為です。そして、罪を犯した者自身にできることは、これだけです。赦しが与えられるか否かは、罪を犯した者には与り知らぬところなのです。彼/彼女にできるのは、ただひたすらに償い、贖うことだけです。そのような意味で、贖いとは無償の、ある意味では無益な行為であるとも言えます。とはいえ、たとえ無益であるとしても贖い続けること、そこに人間の実存の尊厳があると思うのです。カミュの『シーシュポスの神話』ですね。また、死刑制度存廃問題の大きな問題の一つは、死刑を執行されたらもはやそれ以上罪を贖うことができなくなるわけですが、それで良いのかという点にあるようにも思います。

第四段階は「赦しを与えられること」です。赦しは与えられないこともあります。他律的な行為ですが、赦しを与える主体とは誰であるのかという問いがあります。被害者かもしれませんし、その遺族かもしれませんし、あるいは社会であるとか、神であるかもしれません。

以上の4つの段階を七夕伝説にあてはめてみると、どうなるでしょうか?

第一段階の「罪を犯すこと」は、「織女と彦星が夫婦になってから以前のように勤勉には働かなくなったこと」です。ただし、織女と彦星に、それが罪であるという自覚があったか否かは不明確です。少なくとも、それが大罪であるという認識はなかったように思います。

第二段階の「罰を与えられること」は、「夫婦を別居させるが、7月7日だけは夫婦が逢うことを認める」というものです。ただし、罰が与えられる期間がいつまでかについては不明確です。

第三段階の「罪を贖うこと」および第四段階の「赦しを与えられること」については、七夕伝説からは明らかではありません。ここにこそ、七夕伝説について考察する意義があると考えます。罪を犯した場合、どのように贖えば良いのか、そして、赦しは誰からいかにして与えられるべきなのか。その2つの論点について自分なりの回答を示すこと、それがこの「七夕考」の最終目的であると考えています。

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2008年11月 8日 (土)

能を観に行く

今日は国立能楽堂で開催された能と狂言の「普及公演」を観に行ってきました。日本の古典芸能では、歌舞伎や落語は観たことがありましたが、能と狂言を観るのはこれが初めてです。初体験の感想としては、これまでの人生の中で漠然と抱いていた「日本の伝統」とでもいうべきものがまさにそのまま表現されているなという印象を持ちました。普及公演というだけあって、詳細でわかりやすい解説付でしたので、気軽に楽しむことができたと思います。

公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|普及公演  横座 清経
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1802.html

国立能楽堂に入るのも今回が初めてですが、最近建て替えられたのでしょうか、かなり新しくて綺麗な建物でした。全ての席に台詞の字幕が表示される液晶ディスプレイが付いているので、何を言っているかわからないということもありません。ただ、今日の公演では、字幕表示システムにWindowsを使っているみたいで、狂言の時にエラー画面が出て、そのまま表示されなくなってしまったので残念でした。とはいえ、狂言の台詞は聞き取りやすく、字幕なしでも全く問題なかったです。

普及公演は解説付だということで幅広い層に人気があるらしく、チケットも発売初日の午前中で売り切れてしまうそうです。今日も座席はほぼ満席でした。大半のお客さんは中高年の方々でしたが、どこかの女子校が一学年ほど観に来ていたのがちょっと意外でした。自分が高校生だった頃を思い出すと、高校の多目的ホールで演劇やらダンスやらオーケストラやらジャズやら色々なイベントをやっていて、それをよく観に行ったものです。今ではそのほとんどは忘れてしまいましたが、うっすらと覚えていることもあって、そういうことがちょっとしたきっかけで役に立ったりすることもあります。そう考えると、やはり、10代の頃に古典芸能に触れておくことは有益だと思いますね。

さて、普及公演は、「清経」の解説から始まりました。解説者は佐伯真一さんという方で、パンフレットには肩書が何も書いていなかったのでその場ではわからなかったのですが、家に帰ってからインターネットで検索してみると、平家物語関係の書籍を執筆したりしている大学教授のようで、「清経」の解説をするのにピッタリの方のようです。佐伯さんの解説は、平清経という人物の紹介から始まって、平家物語における平清経の描写のされ方と能における描かれ方の違い、さらには「清経」が内包する男女の価値観の相違という普遍的なテーマの解題まで非常に多岐に渡り、かつユーモアを交えてわかりやすく、素晴らしいものでした。正直なところ、この解説の方が「清経」よりも面白かったです(笑)。

次に、狂言の「横座」が演じられました。「横座」のあらすじは、以下のとおりです。

耕作人が博労(ばくろう:牛馬の売買をする人)に売りつけるために引いてきた牛は、その博労から盗まれたものであった。博労は、「その牛は自分のものだ。その証拠に、その牛は「横座」という名前で、名前を呼べば返事をする。だから、その牛を返せ」と言う。耕作人は、名前を呼んでも返事をしなければ、牛を返さないだけでなく、博労を自分の家来にすると言う。博労は千回呼ばせてくれと言うが、耕作人は聞き入れない。五百回、百回と回数を下げて交渉していくが、結局、博労は三声まで呼ぶことができることになった。いざ名前を呼ぶ段になるが、一声目、二声目のときは博労が呼ぼうとすると耕作人が邪魔をして、そのせいか牛は返事をしない。最後の呼ぶ機会に、博労は絵に描いた牛でさえ懸命の祈りに応えて鳴いたという故事を牛に語って聞かせる。しかし、博労の話があまりに長くて詰まらないため、耕作人が寝入ってしまうばかりか、牛までも寝てしまう。ようやく話を終えた後、博労が最後に「横座」と呼ぶと、牛は「モゥ」と鳴く。博労に牛を取り戻されてしまった耕作人は、せめて牛を引いてきた綱だけでも返せというが、博労は聞き入れずに牛を引いて去っていく。それを負う耕作人。両者が退場して終わり。

こうやって文章で書くと味気ないですが、博労と耕作人の会話のテンポが非常に小気味よく、前提知識なしの初見でも十分に楽しむことができました。それにしても、演者の歩くときの腰運びの美しさには驚嘆しました。重心が安定しており、上下にぶれる無駄な動きがありません。合気道でも腰の使い方が重要になりますが、その参考になった気がします。

狂言の後20分ほどの休憩を挟んで、「清経」が演じられました。ただ、公演全体の構成としては、2時間30分しかない公演時間からすると、狂言を一番最初に持ってきて、それから解説が入って、その後に「清経」本番とするのが良いのではないかと思いました。解説の直後に観た方が「清経」も理解しやすかったように思います。

「清経」は演者の歩き方が非常にゆっくりしており、囃子と謡(うたい)も独特のリズムをしているので、最初のうちはハッキリ言ってかなり眠気を誘われてしまいました……。後半になると囃子と謡のテンポもあがり、舞も派手になるので非常に面白かったです。とはいえ、独特の発声法による台詞は、古語だということもあって耳から理解しにくく、事前の解説と字幕の表示がないと、どういう内容なのかサッパリわからなかっただろうと思います。話の主題も、平家物語に描かれているような来世を願う無常観が根底に流れているため、現代の日本人には素直に理解しにくいところがありました。以前にこのブログでもご紹介した能のマンガ『花よりも花の如く』を読んでいたため、多少の前提知識があるから理解しやすいんじゃないかなと高をくくっていましたが、甘かったです。解説で言われたような男女の価値観のすれ違いなどは読み取ることさえ困難でした。狂言と違い、流石に能は難解ですね……。とはいえ、一度観たくらいでは奥深い古典芸能の何を語れるわけでもありませんので、来月の普及公演も是非観に行ってみようと思っています。次は事前に演題の予習をしておこうと思います。

Rivastの朱夏日乗: 成田美名子『花よりも花の如く』
http://rivast.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_818b.html

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2008年10月16日 (木)

「Blog Action Day Night」に行く

今日はお台場のイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」で開催された、ニフティ株式会社主催の「Blog Action Day Night」に参加してきました。「Blog Action Day」とは、世界中のブロガーが、年に一度、同じ日に同じテーマについて記事を書くことにより、インターネット上でそのテーマについての議論がなされるきっかけを創ることを目的としたイベントだそうです。今年のテーマは「貧困」です。

Blog Action Day Night
http://www.cocolog-nifty.com/campaign/badn/

「Blog Action Day Night」は、世界銀行、王子ネピア株式会社、SONY、Volvicといった協賛団体の貧困問題への取り組みについてのプレゼンや、シンガーソングライターの「コトリンゴ」さんのミニライブ等、盛り沢山のイベントでした。仕事が終わらなくて、1時間ほど遅刻してしまいましたので、残念ながら前半の世界銀行やネピアのプレゼンを聞くことができませんでした……。ですので、ちょうど休憩を挟んだVolvicの「1L for 10L」やSONYの「EYE SEE」のプレゼンから聞き始めた感じです。それぞれのキャンペーンの詳細は、僕が拙い説明をするよりも、以下のリンク先をご参照いただいた方が良いと思います。

Volvic.co.jp|1? for 10?
http://www.volvic.co.jp/1Lfor10L/top.html

Sony Japan|スペシャルコンテンツ|コンテンツリスト|EYE SEE III
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Environment/ForTheNextGeneration/contentslist/eyeseeIII/

ひとくちに「貧困」と言っても、先進国の内部における所得格差である「ワーキングプア」や、世界的な南北格差の究極型である「絶対的貧困」から、物質的豊かさの対比としての「心の貧しさ」まで、非常に幅広い問題であると思います。今日のイベントは(少なくとも僕の参加した後半は)、基本的には南北格差としての貧困の解消を焦点に当てて、そのためのCSRとしての各企業の取り組みの紹介が中心でした。

上記のVolvicの「1L for 10L」やSONYの「EYE SEE」のようなキャンペーンは、CSRという意味でも、自社ブランドイメージの向上による間接的な利益貢献という意味でも、非常に素晴らしいものであると思います。ただ、やはり営利企業の取り組みであることから、一定の限界があるのではないかと危惧します。その危惧とは、大まか以下の通りです。

営利企業は、限りある経営資源の最適化のための当然の行動として、CSR活動にも効率性を追求すると考えます。つまり、そのキャンペーンをやることにより「自社がCSRに積極的に取り組む先進的な企業である」というブランドイメージ向上の効果を最大限得られる対象にしか取り組まないと思います。その結果として、本当はが今すぐにでも必要であるのに、投資効果が薄いということで見逃されてしまう「隠された貧困」とでも言うべきものが発生してしまうのではないかという危惧です。だから、そのような「隠された貧困」の対策のために、営利企業の活動を補完する形で、公的機関の果たすべき役割は重要であると思うのです。

さて、法律で飯を食っている者の端くれとして、貧困に法律が立ち向かうとしたらば、どのような手段があり得るか、ちょっと考えてみました。

第一に考えたのは、今日のイベントでもプレゼンターのどなたかが言及していましたが、税金をとって、それを財源として貧困対策を行うというものです。上記の公的機関の役割の現実化の一類型であり、課税対象も営利企業の利益から私人の相続まで幅広く設定できるので、公平性も担保しやすいように思います。その反面、国民に当事者性がなくなったり、国が貧困問題を広く取り扱うという「大きな政府」への逆戻りが財政赤字が悪化する現状で適切なのかといった問題点もあるように思います。

第二に考えたのは、このようなアナロジーが適切なのかどうかは判断が難しいのですが、「障害者雇用促進法」により一定以上の規模の営利企業に障害者を一定割合以上雇用すべき法律上の義務を負わせているのと同じように、「貧困対策促進法」といった法律を作って、一定以上の規模の営利企業にその利益の一定割合を貧困対策に費やさなければならないという法律上の義務を負わせるというものです。その具体的な施策については各企業の創意工夫に任せることとすれば、各社は競業他社に負けないよう、より効果的な貧困対策の開発を積極的に行うことになるのではないかと考えます。とはいえ、そのような経営上の負担を経団連が良しとするかといえば甚だ疑問ですし、何より上記の「隠された貧困」問題を回避できないというデメリットもあるように思います。

第三に、これは前々から考えていることなのですが、「トービン税」を導入するということを考えました。「トービン税」とは、国際金融取引に対して課す極めて低率の税のことです。税率は0.01%であっても構いません。それでも、全世界の金融取引高は年間何百兆ドルという規模ですので、数億ドルという税収が一年で得られるのです。これを貧困対策に当てれば良いと思うのです。

トービン税 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3%E7%A8%8E

僕は、金融経済と実体経済の乖離こそが南北格差の問題、ひいては世界的な貧困問題の原因となっているのではないかと思っています。最貧国には一日1ドル以下の収入しか得られない人がいる一方で、先進国には投棄マネーで一日何万ドルの利益を上げる人がいます。このような不平等を少しでも解消すること、それこそが貧困対策の急務であり、そのための比較的負担の少ない方法が、トービン税の導入ではないかと考えるのです。

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2008年9月25日 (木)

京都旅行3日目

京都旅行3日目の今日は、護王神社~京都御所~相国寺~下鴨神社~平安神宮~祇園と、洛中の北北東方面を中心に回ってきました。

朝8時くらいにホテルを出発して、途中のファミレスで安いモーニングセットをとった後、まずは「護王神社」に向かいます。京都御所のすぐ横にあるこの神社は、イノシシを祀っているちょっと変わった神社で、境内には狛犬ならぬ狛猪がいます。境内に咲いている白い小さな花に、橙色の綺麗な蝶が何羽もとまっていたのが印象的でした。神社の奥の方の大きな猪の石像には、全国各地の亥年の人が小さなお札を奉納していて、そのお札の中に猪が埋もれてしまっているのがユーモラスでした。

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護王神社の次は、「京都御所」を観て回りました。京都御所は広大で、中に入る門も沢山あるのですが、幕末浪漫としては蛤御門を見逃す手はありません。蛤御門の変でついたという弾痕を探したのですが、たしかに穴のようなものはあるのですが、そこまで明確なものではなくて、単なる月日の経過で自然にできた洞ですと言われれば、そうですかと信じてしまいたくなってしまう程度のものでした。ちなみに、京都御所の中に入るには前日までに申請をしておかないといけないのですが、申請をすっかり忘れていて、御所の中を見ることはできませんでした……。何とも残念です。去年も予備知識なしに苔寺を訪れたら、やはり事前申請が必要で、スゴスゴ引き返した記憶があります。来年はきちんと申請してから回るようにしたいと思います。

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京都御所の後は、「相国寺」に向かいました。10時頃に到着したのですが、ちょうど拝観時間が始まったばかりで、お寺の係の方の説明を聞きながらゆっくり観て回りました。ただ、相国寺の隣は同志社大学なのですが、ちょうど文化祭か運動会でもやっているのか、音楽やら歓声やらが大音量で聞こえてきて、それがお寺の静寂を破ってしまっているのが残念でした。相国寺の法堂の天井画は有名な「鳴き龍」らしいのですが、法堂が非常に大きいので、大きな音を立てて柏手を打つとたしかにそれとわかる反響はあるのですが、日光東照宮のようにビィーンという大きな音が鳴るというほどではありませんでした。一方、相国寺の枯れ庭園は、深山幽谷を再現したという起伏に富んだ雄大なもので、池や石庭といった一般的な日本庭園に見慣れた眼にはとても新鮮に映りました。

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相国寺を観た後は、隣接する「承天閣美術館」に立ち寄りました。相国寺は、金閣寺や銀閣寺の親(?)にあたるお寺だそうで、承天閣美術館には、金閣・銀閣にちなんだ所蔵品が沢山ありました。国宝の茶碗、長谷川等伯の猿こう図(「こう」はケモノ扁に侯)や伊藤若沖の葡萄図が素晴らしかったです。有名でないためか、館内が非常に空いていたのも好ポイントでした。

承天閣美術館を観たあとは、ちょっと早めのお昼ご飯とすることにして、京都御所のすぐ近くにある「御所雲月」というお店に行きました。ガイドブックにランチ1200円と書いてあったのですが、いかにも高級料亭のような外観で、一見さんが入っても良いお店なのか内心ドキドキでした。穴子の天丼と京野菜のけんちん汁がたしかに1200円で出てきたときには感動しました。最後には自家製のわらび餅まで出てきて、大満足です。京都御所に立ち寄ったときのお昼処としてオススメです。

お昼ご飯のあとは、世界遺産の「下鴨神社」に向かいました。参道の「糺(ただす)の森」の入り口で自転車を停めて、森林浴をしながら社殿に向かいました。参道までの数百メートルが深い森におおわれているというのは、とても京都市内のこととは思えず、何とも言えない異空間となっていました。社殿の入り口近くにバスを停めるスペースもあるので、糺の森を歩かなくても社殿まで行けるのでしょうが、それは勿体ないというものです。朱の社殿は流石に国宝という感じの威厳に満ちていたと思います。そんな荘厳なお宮の中に可愛らしい紙風船がちょこんと飾られている小さなお宮があって、何とも和やかな気分にさせてくれました。

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下鴨神社の後は、今出川河原町の「みつばち」というあんみつ屋さんに行きました。「あんず豆かん」を注文したのですが、黒蜜が甘すぎずあんずの甘酸っぱさとよく合っていて、天然素材を使っているという寒天がプリプリとして、なかなかに美味しかったです。550円という値段も、京都の有名なスイーツ店に比べるとお得で、隠れた名店という感じだと思います。

みつばち (京都府) のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_080928982560/img_1/1.htm

みつばちの後は、「平安神宮」に向かいました。平安神宮の建物は広大で豪勢でしたが、あまりに広大すぎて少々人工物過ぎる感じがしてしまいました。一方で、建物の裏手を三方ぐるっと取り囲むように広がる「神苑」という庭園は素晴らしかったです。大きな池にかかる天井付の橋の上が休憩所になっていて、池を渡る風に涼みながら鯉や亀にエサをあげられるようになっています。何組か修学旅行の小学生のグループがいましたが、普段なら騒々しく感じる小学生達の歓声も、空間が広いからでしょうか、この神苑では気にならなかったですね。ただ、平安神宮の裏手にある小学校が運動会でもやっているのか、大音量で音楽を流していたのが玉に瑕でした。朝方の同志社大学もそうでしたし、京都では9月25日が運動会の日なんですかね……。

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神苑の後は、祇園に向かいました。もちろん料亭で遊ぶお金があるわけでもなし、祇園の風情のある街並みを写真に納めてきただけです。舞妓さんが歩いていないかなと思ったのですが、時間がまだ15時くらいでしたので、残念ながら出くわすことはありませんでした。

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ゆっくり写真を撮っていたかったのですけれども、少し前から空の雲行きが怪しかったところが、15時を過ぎた辺りから急に軽い夕立のようになってしまいましたので、「鍵善良房」で雨宿りがてら、有名な葛切りを堪能することにしました。このお店には、一昨年に中学校の修学旅行以来15年ぶりに京都に来たとき、京大の大学院に行っている手品サークルの後輩に教えてもらったところです。そのときもヒンヤリとした葛切りの食感に感動したものですが、今回も相変わらずの美味しさでした。黒蜜ではなく、白蜜にしてみたのですが、白蜜のほうがサッパリとしていて、葛の食感をより素直に味わうことができるように思いました。

鍵善良房 本店 (京都府) のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_sweets000000000446/img_1/1.htm

のんびり葛切りに舌鼓を打っているうちに、雨もとりあえずあがったようでしたので、少し戻って京都市役所から寺町通、錦市場といった京都の顔とも言える商店街を冷やかしてみることにしました。そんな軽い気持ちで京都市役所の側まで行ったとき、今回の京都旅行で一番衝撃を受けたお寺に巡り会いました。それは法華宗大本山である「本能寺」です。

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本能寺といえば、言わずと知れた織田信長が焼き討ちにあって没した地(もっとも、京大の後輩に聞いたところでは、織田信長が焼き討ちされた当時とはお寺の位置が変わっているそうです)なわけですが、その入り口が何と以下の写真のとおりなのです。まるで祇園の小粋な料亭の入り口という感じです。あまりと言えばあまりに現代的な風景に溶け込みすぎていると思いませんか……。なお、すぐ後に寺町通を通ったら、本能寺の正門はそちら側にありまして、この写真は単なる裏口だったみたいです。しかし、いくら裏口とはいえ、これがあの有名な本能寺なのかと、ちょっと呆然としました。こういうところも京都の魅力なんですかねえ。ちなみに、写真の右下に移っている黄色のマウンテンバイクが、この3日間の相棒であるレンタルサイクル「CANNONDALE F400」です。

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本能寺で織田信長の廟所に詣でた後、寺町通と錦市場をポタリングしてきました。錦市場の活気のあるたたずまいは、絶好の写真撮影ポイントでしたが、人通りが多くてどうしても通行人の顔が写ってしまうので、ブログで紹介しにくいものばかりになってしまいます……。E520を買ってから写真の魅力が段々わかってきましたが、写真をネットで公開することの肖像権等の法的制約も承知している分、写真を撮影するときも「これはブログで使えるかな」ということにどうしても注意が向いてしまう一面があって、そのせいで構図や主題に偏りが生じてしまっているような気がしています。

ともあれ、一部のお店が閉まり始める17時頃に錦市場を後にして、京都駅の側のホテルまで、なるべく裏通りを選んでのんびり帰りました。そういえば、今日は、オムロンとワコールが共同開発した「クロスウォーカー」という下着を試着してみました。クロスウォーカーとは、要は太ももをギュッと締め付ける下着で、それをはいて歩くと、締め付けのおかげで歩幅が自然と大きくなり、ウォーキングのエクササイズ効果が高まるというものです。自転車乗りなら「パッドの入っていないレーパン」という表現で大体の感じはピンと来ていただけると思います。まあ、一日試してみただけでは効果も何もないのでしょうが、たしかに締め付けられ方がちょうど筋肉を程良く緊張させてくれる感じはわかりました。何枚か買って毎日着用すれば本当に痩身効果があるのでしょうが、それにしては一枚3,000円という値段が庶民にはちょっと手が出せません……。せめて3枚で3,000円という値段設定にしてくれればと思います。

ワコール通販 -wacoal直営の下着通信販売サイト|ワコールウェブストア
http://store.wacoal.jp/site/crosswalker_campaign/

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2008年9月24日 (水)

京都旅行2日目

京都旅行2日目の今日は、宇治~醍醐~伏見といった洛南方面をグルッと回ってきました。

第一の目的地は、世界遺産「宇治平等院鳳凰堂」です。ホテルのある京都駅からは約12kmといったところでしょうか。レンタルしたマウンテンバイク「CANNONDALE F400」に乗って、約1時間のサイクリングでした。東福寺や泉涌寺といった京都駅の近くの洛南には去年も行きましたが、宇治まで足を伸ばすのは初めてです。

朝8時くらいにホテルを出発して、途中のファミレスで朝食をとろうかなと考えていたのですが、京都駅の南側、特に油小路通沿いは全くの工業地帯で、10時前の早朝に開店しているお店がほとんどなく、仕方ないので途中のコンビニでウィダーインゼリーを飲んだきりで、宇治まで向かいました。この京都駅の南北の格差は想像以上で、北部が歴史のある古都といった趣であるのに対して、南部は一転して大きな工場が建ち並ぶ一帯となっています。タイムマシンに乗っていきなり何百年か時代を通り越したような気がしてしまいます。

本当は、宇治に行く前に、坂本龍馬が定宿としていた「寺田屋」に立ち寄ろうと思っていたのですが、油小路通が途中から高速道路と併走しているため周囲の様子がわからず、土地勘もないので諦めてしまいました。そういえば、今は京大の大学院にいる、大学時代に所属していた手品サークルの後輩から教えてもらったところでは、つい最近、「寺田屋」が実は当時の建物ではなく、後世になってから建て替えられたものであるという疑惑が持ち上がっているそうです。そんなことは露知りませんでしたが、その話を知っていたら是が非でも観に行ったのにと残念に思います。

龍馬ファンに衝撃 事件の舞台「寺田屋」に建て替え疑惑 - 速報 ニュース:@nifty
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-26320/1.htm

30分で工業地帯を抜けて田園の中をさらに30分ほど走ってから、9時くらいに平等院に到着しました。宇治川が水量も多く、流れも早いのにびっくりしました。想像の中の宇治川は、もっと穏やかで、平安貴族がのんびり舟でも浮かべていそうな感じでしたが、本物は急峻です。「溺れるから川では泳がないこと」という注意の看板が冗談ではないことが実感できます。

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さて、平等院にはかなり朝早く来たので、まだ修学旅行の中学生もいなくて静かに拝観できるとほくそ笑んでいたら、既に団体さんがお着きで、ゆっくりと写真を撮る暇もありませんでした……。それでも、水面に我が身を映す鳳凰堂の姿は優美で、10円玉の絵柄に使われるだけのことはあることを実感しました。

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ちなみに、鳳凰堂の名前の由来である屋根についている鳳凰の像は、現在はレプリカなのだそうです。本物は、鳳凰堂に隣接する美術館に納められていて、もちろん屋根についているよりはよほど間近で観られるので満足です。鳳凰像はかなり写実的で、威厳のある顔つきをしていました。また、鳳凰堂の内面には、臨終の際に阿弥陀如来が極楽へのお迎えに来る場面を描いた「臨終来迎図」が9枚描かれており、その9枚というのが生前のその人の「成績」でお迎えのランクが9段階あるというものなのですが、それがなかなかに興味深かったです。「両親に孝行し、正直に生きた者」というのは、現在の感覚からすると結構上位かなと思いきや、これが「中の下」で、つまり6番目のランクなのです。「上の上」になるには、出家することが最低条件で、その上で経典を諳誦できたりしないといけないそうです……。これでは現代人はとても臨終のお迎えを期待することはできなさそうです。

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平等院のあとは、宇治川を渡って対岸にある「宇治神社」と「宇治上神社」を参拝してきました。二つの神社はほとんど併設されていて、それもそのはず、ガイドブックによれば、明治時代までは二つはもともと一つの神社だったのだそうです。「宇治神社」が重要文化財で「宇治上神社」が国宝だそうですが、京都に来ると、あれも国宝、これも重文といった感じで、最初の1日は感嘆しますが、2日目ともなるとすっかり慣れてしまって、むしろ国宝や重文じゃないと観る価値ないとか思ってしまうのが困りものです。宇治上神社に祀られていた大きな岩の上に小石を積み重ねたご神体が何とも霊験ありそうな雰囲気をまとっていました。

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二つの神社を参拝した後は、すぐ近くにある「福寿園宇治工房」で一服してきました。玉露を注文したのですが、ここではお茶を淹れるセットを持ってきてくれて、自分で淹れて飲むことができます。最初の一杯は茶葉がお湯を吸うので本当に数滴しか出てこなくて、しかしそれが濃厚な玉露のエキス「甘露」で、何とも言えない芳醇な香りでした。二杯目、三杯目と続くにつれて薄まっていくわけですが、それはそれで味の変化が楽しめて良かったです。そして、最後は、めんつゆのようなものに茶葉をつけて、おひたしのようにして食べてしまうのですが、これが実にさっぱりして美味でした。旅行から帰ったら自宅でも試してみようかと思いますが、安い茶葉では美味しくないかもしれませんね……。

福寿園宇治工房(京都府)のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_080928982558/img_1/1.htm

一服した後、近くの「源氏物語ミュージアム」に立ち寄りました。今年は、源氏物語が成立してからちょうど1000年という記念すべき年なのだそうです。それに合わせてリニューアルしたというミュージアムは、華麗な平安の世の物語の情景を上手く表現できていたと思います。実は、源氏物語はきちんと読んだことがなくて、大学受験のときに受験対策で『あさきゆめみし』を一読したくらいの知識しかありません。いつか現代語訳を通読してみたいものです。

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その後は、醍醐方面に向かって、奈良街道を北上します。途中で「萬福寺」という中国風のお寺に参拝しました。禅宗のお寺だそうで、山門にはちゃんと「不許葷酒入山門」(葷酒、山門より入るを許さず)という禅宗の掟が彫り込まれた石柱が建っています。まあ、五戒のうち不飲酒戒といっても、実際には般若湯とか言ってお酒は飲んでいたそうですから、ネギとかニンニクとかも食べていたんじゃないかと思うんですが、実際にはどうなんですかね……。さて、萬福寺のご本尊は布袋様です。布袋は元々は中国の実在の僧だということですから、なるほど中国風のお寺だなと実感します。廊下に吊られていた魚の形をした木製の像がユーモラスでした。

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萬福寺の後は、ガイドブックで紹介されていた「橘」というおそば屋さんで昼食をとりました。おろしそばを注文したら、さすがに味は良いのですが、ものすごいボリュームで、全部食べきれないかと思いました。昨日の夕食で食べたおろしそばに引き続き、ここのおろし大根もかなりの辛さです。この辛い大根は、やはり京野菜なんですかねえ。

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昼食のあとは、世界遺産「醍醐寺」に向かいます。例のごとく修学旅行の学生さんが沢山います。本堂の内部や隣接する「三宝院」の内部は写真撮影禁止なのですが、三宝院の庭園は素晴らしかったです。絵画と違って、庭園なんていくら写真に撮っても減るもんじゃなしと思わず文句を言いたくなるくらい、ただ肉眼で観てくるだけではもったいない庭園でした。醍醐寺と言えば、豊臣秀吉の花見で有名ですが、やはり京都は桜の季節に訪れてみたいものですね。ものすごく混んでいそうですが……。

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醍醐寺の後は、小野小町の邸宅跡だという「随心院」へと向かいます。ここは参拝客もほとんどおらず、落ち着いて静かな庭園を鑑賞することができました。廊下に日除けとして吊ってあった簾がつきづきしかったです。ちなみに、ここ随心院では、毎年、「ミス小野小町コンテスト」というのを開いているそうです。当時の美的基準で審査するのなら面白そうなのですが(笑)。

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随心院の後は、「伏見稲荷大社」に行きました。この神社は「千本鳥居」の名の通り、とにかく沢山の鳥居があることで有名で、僕も写真や映像では何度か目にしているのですが、やはり実物をみると、この鳥居の密度に圧倒されます。夢幻的で、鳥居の間から白狐がひょいと出てきてもおかしくない神秘性に満ちています。妖怪話とかが好きな僕には全く堪らない風情です。僕が立ち寄ったのは15時過ぎでしたが、もう少し後の夕暮れに訪れたら、さらに物の怪的な雰囲気が強くなるんだろうと思います。黄昏時には「誰そ彼」の語源の通り、千本鳥居の向こうから歩いてくる人が本当に人間なのだろうかと疑わしくなったりして……。

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以上で京都旅行2日目の観光は終了です。最後に、最初のほうで触れた京大の大学院に行っている手品サークルの後輩と飲んできました。ちょうど京都駅の近くに水曜日限定で飲み物が半額になるおばんざい屋があるので、そこで京の地酒を堪能しました。純米吟醸生原酒とかいう普段は飲めないような貴重な地酒がぐい飲みで600円で飲めるので幸せでした。近況から京都の歴史の話題から、久しぶりに会って話ができて楽しかったです。その後、店を変えて、京都タワーの中にあるバーに行きましたが、ここはムードがありすぎて、男2人で行くような感じのお店ではなかったです(笑)。京都タワーの写真で青くなっている部分がそのバーです。

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ただ、ちょっと飲み過ぎてしまって、その後輩は帰りに転んで骨折と歯を折る大怪我をしてしまったそうです……。翌日に電話したときの声はそこまで酷くはなさそうでしたが、来週に学会発表があると言っていたのに、かなり心配です。怪我の原因の一端が、奢りだと言って飲ませすぎた自分にもあると思うと、申し訳ない気がしてなりません。これからは少しお酒は控えることにします……。

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2008年9月23日 (火)

京都旅行1日目

今日から会社の夏期休暇で京都に3泊4日の旅行に来ています。夏休みに京都に来るのはこれで3年連続ですが、全く飽きないですね。今年でようやく京都の東西南北の名所を観て回ることができるくらいですし、来るたびに京都の風情を理解できるようになってくる感じがします。やはり1300年近くの歴史のある都市というのは、その年月にふさわしい風格を備えているように思います。その街を歩くだけで年月の重みとでもいうべきものが肌に染み込んでくるような気がします。司馬遼太郎の『新撰組血風録』の中で、沖田総司が数百年の刻を経た菊一文字に畏敬の念を抱く描写がありますが、まさにそのような心地がします。

今回の旅行には、夏のボーナスで購入したEeePCを持って来ていますので、当日の旅行の内容をその日のうちにブログにアップするという試みをしてみたいと思います。OLYMPUS E520で撮影した画像もすぐ取り込めるし、UMPCは便利ですね。6万円弱という値段を考えると、とてもお買い得だと思います。

さて、旅行第1日目の今日は、11時37分発というちょっと遅めの新幹線でのんびり京都を目指しました。13時50分に京都着で、そのままレンタルサイクルを借りて、遅めの昼ご飯を京都駅のそばの「丸福」でいただきました。丸福はJTBの旅行ガイドブックに紹介されていたお店なのです。お店の外観はいかにも伝統のありそうな、有体に言えば、かなり鄙びた感じなのですが、味はさすがに素晴らしく、天丼(780円)は衣がサクサクして、旬のタネがジューシーで、とても美味しかったです。

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その後は、真言宗総本山「智積院(ちしゃくいん)>」に行きました。まずは宝物院に収められている長谷川等伯の襖絵を鑑賞しました。構図の大胆さと緻密は流石に国宝という感じでしたが、往時は豪勢な金箔と色彩を誇っていたのでしょうが、やはり年月の衰えは隠せないように思いました。残念ながら写真撮影禁止でしたので、画像はありません。その後、千利休が好んだという庭園を観ました。この庭園はあまり人もいなくて閑散としていましたが、静かな池のたたずまいが非常に良かったです。

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それから智積院の本堂を観てきました。堂内での写真撮影が禁止されていませんでしたので、ご本尊を写真に撮ってきました。金色の絢爛かつ荘厳な雰囲気が良かったです。本堂の周りには彼岸花が群生していて、初秋の青空に赤い花がとても映えていました。

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智積院の後は、京都国立博物館に行ってきました。京都は3年目ですが、京都国立博物館には毎年行こうと思っていて行けずじまいでしたので、今年行けたのは良かったです。京都の観光名所はどこもそうなのですが、今日の京都国立博物館にも修学旅行の高校生が沢山いて、ちょっと騒々しかったです……。とはいえ、収蔵物は興味深いものが多かったです。特に、銅鏡と銅鐸が素晴らしかったです。今日は特別展をやっていなかったのが残念でしたが、来年はリベンジしたいところです。

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京都国立博物館の後は、河原町や御池通や錦市場の情緒ある商店街を観て回りました。京焼の窯元直営のお店や、扇の専門店は素晴らしい工芸品ばかりでしたが、ちょっと高くて手が出しにくいかったです……。また、食料品のお店はどのお店も活気があって美味しそうで、わびさびだけではない京都の新しい一面を発見することができたと思います。ただ、まだ初日のためあまり沢山買い物ができなかったのが心残りでした。その後、夕食に「味禅」に行ってきました。このお店もJTBのガイドブックで紹介されていたお店です。店内に本物のチェロが置いてあって店内のBGMは静かなクラシックだったりして、一風変わったお蕎麦屋さんでした。

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おろしそばを注文しましたが、大根が京野菜なのでしょうか、かなり辛味がありました。蕎麦はものすごく腰があるという感じではないのですが、つなぎがしっかりしていて、歯応えが美味しかったです。和歌山県の純米吟醸生原酒「黒牛」というのを飲みましたが、まろやかな甘口で美酒でした。

そんな感じで今日の一日は過ぎました。明日は宇治、醍醐方面に行くつもりです。

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2008年8月30日 (土)

エプソン品川アクアスタジアムに行く

今日は会社の「カメラ部」のみなさんと、エプソン品川アクアスタジアムに写真を撮りに行ってきました。本当は、城南島海浜公園に飛行機を撮影しに行く予定だったのですが、生憎の曇天で、ここ数日の記録的大雨が城南島にも降って孤島に取り残されそうな危険がありましたので、前回の「しながわ水族館」に続いて、おとなしく屋内の水族館で写真撮影会と洒落込むことにしました。

エプソン品川アクアスタジアム│品川プリンスホテル
http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/aquastadium/index.html

エプソン品川アクアスタジアムに行くのは今回が初めてです。館内はしながわ水族館に比べるとやや狭いと思いますが、水族館に併設してメリーゴーランド等のアミューズメント施設が併設されているため、単体の広さよりも印象としてとても広く感じました。とはいえ、エプソンがネーミングライツを保有しているはずなのに、エプソンらしさが全然見受けられなかったのがちょっと残念です。たとえば館内で撮影した写真をその場でプリントアウトしてくれるみたいな、エプソンらしいサービスでもあれば良いのになと思いました。

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今日は夏休み最後の土日のせいか、館内は物凄く混み合っていました。人にぶつかりそうになってばかりで、落ち着いてカメラを構える余裕すらない感じでしたし、ペンギンとか人気の水槽の前は黒山の人だかりで、水槽すらろくに見えないという有様でした……。そんな惨状の合間を上手く突いて、何とか写真を撮ってきましたが、人並みに揉まれて相当エネルギーを消費させられてしまいましたよ……。今度はもうちょっと落ち着いて写真を撮れる場所に行くべきだと痛感しました。

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そんな感じで激混みでしたので、もはやまともな写真を撮るのは諦めて、今回はちょっと変わった写真を撮る練習をメインに据えることにしました。E-520を買って2ヶ月ちょっとになりますが、ようやく一眼レフカメラの使い方がわかってきた気がします。

まずは、シャッタースピードを遅くして、その最中にズームをかけてみた写真です。普通に撮るとこんな感じですが、

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ズームをかけると、こんな感じになります。この写真はシャッタースピードを0.5秒に設定しています。ズームをかける瞬間にカメラがぶれないようにするのが難しかったです。

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別の場所でも同じことをしてみました。イルカショーの大きなホールです。まずは普通の状態がこんな感じで、

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ズームをかけると、こうなります。これもシャッタースピードは0.5秒です。まるでマンガの集中線みたいですね。

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次は、シャッターの瞬間にカメラを回転させてみた写真です。天体写真で星の軌道が線に写る写真のようになりました。これも残像が綺麗な同心円になるように、カメラをぶらさないようにするのが大変でした。

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まあ、こういう写真はフォトレタッチソフトを使えば、いくらでも作成できるわけなんですけれども、それをあえて手動でやるところに漢の浪漫があるような気がします。しかし、こうやって段々と一眼レフに習熟してくると、やはり新しいレンズが欲しくなりますね。今は、E-520のレンズキットで付いてきた「ED 14-42mm F3.5-5.6」のレンズしかありませんので、ちょっと物足りなくなってきました。次に買うなら、スイーツの接写用のマクロレンズかなと思うのですが、パンケーキレンズも魅力的だし、望遠レンズも欲しいしと、物欲が強くなってきてしまいます……。

水族館を出た後は、「LAS CHICAS 高輪店」でカメラ話に花を咲かせてきました。大きなテーブルを丸ごと一つ占領したのですが、皆が一眼レフカメラをテーブルに出してお互いに見せ合っている光景は、なかなかに壮観だったと思います(笑)。今日のメンバーは女性の方が多くて、最近は「カメラ女子」という言葉がメジャーになりつつあることを実感しました。

LAS CHICAS 高輪店(東京都)のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_080830970936/img_1/1.htm

次こそは城南島海浜公園で飛行機の撮影にリベンジしたいと考えています。次回の活動は9月後半になる予定ですが、活動日に台風が来ないことを祈ります……。

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