第4回AIITマンスリー・フォーラムに参加してきました
昨日11月17日(土)は、産業技術大学院大学の中鉢准教授が主催する「AIITマンスリー・フォーラム」に参加してきました。今回は、慶應義塾大学総合政策学部専任講師の井庭崇先生をお招きして、「仮想世界での創造と実験:セカンドライフの何が面白いのか?」というテーマで議論がなされました。
産業技術大学院大学 | AIITマンスリーフォーラム
http://aiit.ac.jp/279.html
IBALOG - Concept Walk
http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/
ネットワークのトラブルでセカンドライフに接続できず、フォーラムの開始が15分くらい遅れたのはご愛嬌として、フォーラムは終始和やかな雰囲気で進行しました。参加者は全部で20名くらいで、学生と社会人が半々くらいでした。参加者のうち、実際にセカンドライフをやったことがあるのは3~4名で、残りは知ってはいるけどやったことはないという人たちでした。かく言う僕も、会社のラボで本当に軽く遊んでみたことはありますが、実際に自宅のPCにインストールして本格的にやったことはありません。
フォーラムの内容は、井庭先生はシステム論と方法論がご専門とのことで、いわゆる情報社会学的な観点からのセカンドライフ論ではなく、SFCの授業で行ったセカンドライフ上の活動報告という感じでした。これまでのセカンドライフをめぐる言説には、そのような実践的なレポートはあまりなかったと思いますので、とても勉強になりました。以下、フォーラムで印象に残ったことを箇条書きとしてメモに残しておきたいと思います。
- セカンドライフはもうブームが去ったと言われることもあるが、「セカンドライフ」でなくても良いが、3D空間でつながることは新しいCGMの形として非常に面白い。
- セカンドライフの三大特徴は、1.自由度の高さ、2.新しい経済圏の誕生、3.モノづくりと世界構築である。ただし、リンデンドルを無制限に発行できることから、インフレの危険など、経済圏としての信頼性については疑問が残る。
- セカンドライフは景色が綺麗。ただ観ているだけでも飽きない。あと、やたらとスナップショットを撮りたくなる。
- 他人のアバターを目障りに思うプレイヤーは、セカンドライフ内にアパートを借りて、自分だけの空間を作ったりするらしい。
- アバターがいて、様々なジェスチャーをすることもできるのに、プレイヤー同士がチャットをする際にはどうしても顔文字を使ってしまう。
- セカンドライフとSKYPEを組み合わせると、非常に強いライブ感を得られる。
- セカンドライフ上で会議をしていると、リアルの自分とセカンドライフ上のアバターが乖離する感覚を覚える。
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コメント
>セカンドライフとSKYPEを組み合わせると、非常に強いライブ感を得られる。
バーチャル世界を考える上で、この要素は重要ですね。まさにバーチャル。
投稿: mitsu | 2007年11月19日 (月) 09時47分
先日はありがとうございました。
mitsuさんにここのURLを聞きました。
メタバースの持つ可能性にワクワクする会でしたね。
一方で経済圏に与える影響や法的な部分など、まだまだグレーなものも多く見えた気がします…。
投稿: hamada | 2007年11月19日 (月) 10時18分
mitsuさん、hamadaさん、コメントありがとうございます!
> mitsuさん
おっしゃるとおり、視覚以外の情報は、「ヴァーチャル感」の創出のために必要不可欠な要素ですよね。既に嗅覚や触覚については、試験的にではあれ、ネット上で再現ができるそうですので、将来の「セカンドライフ」的なものは、そういう感覚についても実装していくのでしょうね。
> hamadaさん
実体験が中心の勉強会でしたので、生きた意見が多く、とても参考になったと思っています。法律家の端くれとしてセカンドライフについて思うことは、やっていること自体はそんなに革新的なことでもなくて、これまで「やれたはずなのにやられなかったこと」が起きているという感じなのですが、それゆえに大きな改革の第一歩であるように期待しているという感じです。
投稿: Rivast | 2007年11月19日 (月) 20時47分