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2008年3月10日 (月)

池上梅園に行ってきました

先週の3月8日土曜日は、ちょうど春の訪れを感じさせる暖かい日和のなか、会社の同僚の方々と、「池上梅園」に梅見に行ってきました。今日は、その時の写真を何枚かご紹介したいと思います。
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/baien/index.html

Baien1

池上梅園は、日蓮宗の大本山である池上本門寺の西に位置した、本門寺の丘陵斜面を利用した閑静な庭園です。園内には370本(白梅150本、紅梅220本)もの梅が植えられており、晩冬から初春にかけて、美しい花の姿を楽しませてくれます。

Baien2

さて、3月8日の池上梅園の梅は、満開というには少し早いかなという咲き具合でしたが、既に散り始めている樹もあり、一週間遅れたらもう遅すぎるかなという感じでもありました。とはいえ、黒澤明の『夢』に、段々畑に咲く桃の花の映像が出てきましたが、斜面に咲き誇る梅の花は、あの映画の桃の花に勝るとも劣らない美しさだったと思います。

花の美しさだけで言えば、梅も桜も大差はないと感じますが、ソメイヨシノなどは花に香りがほとんどないのに比べて、梅の花はほんのりとした甘い香りが素敵だと思います。こんな和歌が詠まれるのもむべなるかなというところです。

心あらば問はましものを梅が香に誰が里よりかにほひ来つらん(源俊頼)

Baien3

ただ、梅は素晴らしかったのですけれども、池上梅園は人出が多すぎて、ゆっくりと観て回れなかったのが残念でした。池上梅園は区の施設なので、「65歳以上の入園無料」なのですが、そのせいもあってお年寄りが大挙しているようでした。正直なところ、社会人は土日しか来られないのだから、土日は「65歳以上の入園無料」はやめにして、時間に余裕のあるシルバー世代の方々には平日にでもゆっくりと来ていただけるようにならないものかと思ってしまいましたね……。

Baien4

梅を堪能した後は、本門寺の裏手にある「松涛園」という日本庭園や関東最古と言われる五重塔等を見物してのんびり散歩して回りました。ちなみに、この松涛園の一角には、西郷隆盛と勝海舟が江戸城無血開城の会談をした東屋という重要な史跡があるのですが、入園するためには「本門寺クイズ」に全問正解しなければならず、今回は諦めました。

Baien5

最後に、本門寺名物の「くず餅」を食べて締めとしました。結局、2時間くらい歩きっぱなしでしたので、暖かい緑茶と甘い黒蜜のくず餅が何とも言えず美味しかったです。僕はくず餅には黒蜜しかかけないのですが、あんこをつけても美味しいみたいですね。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000842629/0002803713/ktop/

ようやく暖かくなってきて、今回のようなお散歩イベントが楽しめる季節になってきました。次回は、4月の頭にでも、洗足池にお花見に行きたいなと思っています。

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2008年3月 9日 (日)

mixiの規約改訂騒動について

随分と久しぶりの更新になってしまいました。書く時間がないわけではなかったのですが、それなりにまとまった内容を書こうとすると、法律の基本書をきちんと調べたりする必要があり、そこまでする気力が湧いてこなかったという感じです。それに、最近、お風呂に入りながら読書する癖がついて、ぬるま湯に半身浴でのんびり20-30分つかりながらブックオフで100円で買ってきた文庫本など読むようになってしまったのですが、それもあって更新が滞ってしまいました。しかし、自分の考えをアウトプットすることは非常に勉強になりますので、ワークライフバランスの改善のためにも、定期的に更新は続けていきたいものです。

さて、既にmixiが公式に見直しをすると宣言して日和ってしまったので、かなりアウトオブデートな感じもありますが、mixiの著作権関連の規約改定騒動について、簡単に感想を述べてみたいと思います。

ITmediaの記事のよれば、今回の規約改訂の目的は、以下の3つの著作権法上の論点をクリアするためであるとのことです。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/04/news086.html

  1. 投稿された日記データなどをサーバに格納する際、データ形式や容量が改変される(ユーザーの著作者人格権《同一性保持権》を侵害する)可能性がある
  2. アクセス数が多い日記などは、データを複製して複数のサーバに格納する(ユーザーの複製権を侵害する)可能性がある
  3. 日記などが他ユーザーに閲覧される場合、データが他ユーザーに送信される(ユーザーの公衆送信権を侵害する)可能性がある

以下、それぞれのmixiの主張について、検討してみます。思いついたことを適当に述べているだけですので、誤り等ありましたらご指摘ください。

第一に、1の同一性保持権の侵害可能性については、そもそもデータ格納時にデータ形式や容量が改変されることについては黙示の同意があると推定できるのではないでしょうか。とすれば、ユーザーが同一性保持権侵害を主張することは、権利の濫用となるような気がします。

それに、著作物の表現形態そのものには直接関係しない、記録媒体なり記録形式の変更が、同一性保持権の侵害に該当するのか、疑問です。たとえ日記のテキストデータを圧縮したとしても、その日記の表示のされ方に変わりがないのであれば、著作物の同一性は維持されていると思います。したがって、そもそもが同一性保持権侵害に該当しない可能性もあると考えます。

ところで、1の同一性保持権の侵害の可否という論点については、「やむを得ない改変」に該当するので侵害には当たらないという意見があります。趣旨としては全く賛同できるのですが、これまでの判例を見ると、「やむを得ない改変」とされるのは非常に限定的な場合のみでしたので、この論拠だけに依拠するのは少しリスキーであるように思っています。

第二に、2の複製権侵害の可能性について検討します。そもそも、mixiにおいては、SNSというサービスの性質から、自分のアップロードした日記が他のユーザーに閲覧されることは当然想定されると考えます。とすれば、ユーザーは、自分の日記が閲覧者のPCなり携帯電話なりに複製されることも当然に黙示的に同意していると考えます。よって、上記1と同様、複製権侵害の主張は、権利の濫用となるように思います。

第三に、3の公衆送信権侵害については、そもそも論点が違うような気がします。mixiは、インターネット上で自分の日記等を友人に公開するサービスである以上、自分の日記が公衆に送信されることについては、当然に黙示の許諾があると考えるべきであるように思います。むしろ、公衆送信権ではなく、公表権侵害ならまだ納得できます。すなわち、mixiは、ユーザーが自分の日記の公開範囲を「友人まで」とか「全体に公開」とか設定できる以上、「友人まで」公開していた日記を勝手に全体に公開してしまえば、ユーザーの公表権を侵害しているようにも考えられると思います。とはいえ、ココログの利用規約のように、「サービスの宣伝のためにのみ日記の内容をニフティが使用できる」みたいな限定的な許諾をもらっておきさえすれば、そもそも公表権なり公衆送信権の侵害は論点にならない気がします。

ココログ利用規約
7.ユーザーが作成したココログの記事等に係わる著作権は、原則としてユーザーに帰属します。ただし、ユーザーは、ニフティが、以下の範囲内で、ユーザーが作成したココログの記事等の利用を行うことを無償で許諾します。
(1)ココログの広告・宣伝、利用促進の目的の範囲内で、ココログ上のテキスト、画像等の情報(メタデータ(RDF Site Summary形式等)で配信された情報を含み、以下「情報」といいます。)を、ニフティが管理・運営するWebサイトに掲載すること。

http://support.cocolog-nifty.com/howto/2006/03/post_ee0a.html

上記をまとめますと、今回のmixiの利用規約の改定は、著作権法的にちょっと理解に苦しむと点があると言わざるを得ない気がします。しかも、過去の日記にも遡って適用するとか、どれだけ強引なんだと思っちゃいます……。すぐに改定撤回ともとれる日和見を発表しちゃってますし、改定の必要性がどの程度あったのか疑問です。Livedoorブログでも似たようなユーザーの著作権についての騒動があったのに、そういう先行事例を知っていて、ユーザーの反発が容易に想定できるのにそれでも改定しようとした理由がどこにあるのでしょうか?著作権ゴロ対策だという噂がありますが、それには法律に則って粛々と対処するという毅然とした態度を示すべきであるように思います。

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