ルセロのショーを見てきました
今日は、大学時代の奇術愛好会のメンバーと、「マジックバー十二時」で開催された、アルマンド・ルセロのクロースアップショーを観てきました。プロマジシャンのクロースアップショーを観るのは実に久しぶりです。下手をしたら大学卒業以来初めてかもしれません。その分、とても刺激的で面白かったです。
ルセロはあまりメジャーなマジシャンではないと思いますが、2007年9月に日テレで放送された「史上最強のマジック」に出演したときには物凄いスライハンドを披露していました。典型的なカーディシャンですね。
非常に大雑把にまとめてしまうと、ルセロの演じる手品は、カルとデックのトップカードのスイッチに依存しているものが多いと思います。「技法そのものを現象にしてはいけない」ということをよく言いますが、その2つのテクニックに依存しているせいで、ルセロの起こす現象はどれも似たり寄ったりになってしまっているきらいがあるような気がします。だから、技法重視の手品マニアには熱狂的に興味深い演技である一方で、手品を知らない一般の人には同じような効果ばかりなので飽きられてしまうのではないかとちょっと心配します。テレビで10分くらいのコーナーを演じるのならともかく、今回のような数十分のショーとなると辛い気がしますね。
とはいえ、ルセロのテクニックを目の当たりにすると、大学生の頃のように、技法マニアにもう一度なってやろうかしらんという熱い気持ちにさせられますね。特に、生で観るルセロのカルとスイッチの美事さには舌を巻きました。複数枚のカルの威力は再認識しましたし、デックのトップカードをさりげなくテーブル上でひっくり返す際のスイッチは、その動作が実に自然であるので、観客には全く疑念を抱かせることがないと思います。カルとスイッチは僕もちょっと練習してみることにします!
さて、クロースアップショーは非常に小規模なもので、全部で15名程度の観客が馬蹄状の配置で鑑賞するスタイルとなっていました。テーブルには仄かに揺れるロウソクが神秘的な照明効果を作り出していました。観客の半分くらいは手品経験者だったと思いますが、残りの半分の方たちも受けが良い観客だったと思います。演技時間は、全部で40分程度だったと思います。
ショーの内容を簡単にまとめると、以下のような感じでした。ここに書いた以外にも他に色々やっていた記憶もあるのですが、数が多すぎて覚えていられませんでした(笑)。きょうじゅさん、yasiceさん、お手数ですが、補足をお願いします。
1.オープニング
A4くらいの赤い紙からピンポン球くらいの白い玉を出現させ、それを大きな水晶玉に変化させます。その水晶玉を使ったコンタクトジャグリングを見せたあと、唐突に水晶玉を消失させます。
2.カードマジック(としか言いようがない……)
最初は、両手に1枚のカードを持って、手の中で回転させると、いつの間にか別のカードに変化しているという現象です。次は、観客に1枚カードを選ばせ(ダイヤのキングでした)、それをデックに戻してシャッフルしてからカードが何だったかを当てますが、それだけで終わらずにダイヤ以外の3枚のキングも一緒に出現させます。その後は、4枚のキングをデックのなかに混ぜても混ぜても、やはり戻ってくる現象を何度も繰り返します。最後は、4枚のキングを1枚ずつテーブルに並べ、その上に3枚ずつカードを置いてから、キングが一カ所に集まるアセンブリー現象を見せますが、キング以外の山を見るとクイーン、ジャック、10……エースとカードが全て揃っているという現象でした。
3.リンキングリング
手品ファンにはお馴染みの、6本リングを使った、切れ目のない金属の輪っかが繋がったり外れたりする現象です。演じるスタイルとしては、リングが溶けるように繋がるという感じの静かなものではなくて、勢いのある演技で、ミスディレクションを使って、いつの間にか繋がっていたというものでした。
4.コインアセンブリー
これも手品ファンにはお馴染みの現象です。4枚のカードをテーブルに正方形の頂点に置く形で並べますが、いつの間にか、カードの下からコインが出現します。それから、4枚のコインの上に1枚ずつカードを置いていきますが、いつのまにか1枚のカードの下にコインが全部集まってしまいます。次は、コインが1枚ずつ集まっていく様子をゆっくり見せていくのですが、今度は逆に集まっていたコインがいつの間にかそれぞれのカードの下に戻ってしまうというリバースアセンブリー現象です。それから、カードの枚数を2枚に減らして、やはりコインが集まってしまうという現象で締めでした。
5.カードマジック
ショーの最後はカードマジックに戻って、「シンクロニシティ」、つまり観客の一人が選んだカードとルセロの選んだカードが偶然に一致するという現象を見せます。偶然の一致を何度か繰り返した後、トリは「史上最強のマジック」でも演じていた、観客が心の中で思っただけのカードを2枚のジョーカーが少しずつ探し当てるという現象です。ビデオで何度も見ていた現象でしたが、ライブで見ると非常に不思議でした。少し改めがくどい気もしましたが、入念に印象づけられるので、クライマックスが活きていたと思います。
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コメント
すいません、私より正確に記憶しておられたので少し参考にさせて頂きましたw
投稿: きょうじゅ | 2008年7月 8日 (火) 00時43分