京都旅行3日目
京都旅行3日目の今日は、護王神社~京都御所~相国寺~下鴨神社~平安神宮~祇園と、洛中の北北東方面を中心に回ってきました。
朝8時くらいにホテルを出発して、途中のファミレスで安いモーニングセットをとった後、まずは「護王神社」に向かいます。京都御所のすぐ横にあるこの神社は、イノシシを祀っているちょっと変わった神社で、境内には狛犬ならぬ狛猪がいます。境内に咲いている白い小さな花に、橙色の綺麗な蝶が何羽もとまっていたのが印象的でした。神社の奥の方の大きな猪の石像には、全国各地の亥年の人が小さなお札を奉納していて、そのお札の中に猪が埋もれてしまっているのがユーモラスでした。
護王神社の次は、「京都御所」を観て回りました。京都御所は広大で、中に入る門も沢山あるのですが、幕末浪漫としては蛤御門を見逃す手はありません。蛤御門の変でついたという弾痕を探したのですが、たしかに穴のようなものはあるのですが、そこまで明確なものではなくて、単なる月日の経過で自然にできた洞ですと言われれば、そうですかと信じてしまいたくなってしまう程度のものでした。ちなみに、京都御所の中に入るには前日までに申請をしておかないといけないのですが、申請をすっかり忘れていて、御所の中を見ることはできませんでした……。何とも残念です。去年も予備知識なしに苔寺を訪れたら、やはり事前申請が必要で、スゴスゴ引き返した記憶があります。来年はきちんと申請してから回るようにしたいと思います。
京都御所の後は、「相国寺」に向かいました。10時頃に到着したのですが、ちょうど拝観時間が始まったばかりで、お寺の係の方の説明を聞きながらゆっくり観て回りました。ただ、相国寺の隣は同志社大学なのですが、ちょうど文化祭か運動会でもやっているのか、音楽やら歓声やらが大音量で聞こえてきて、それがお寺の静寂を破ってしまっているのが残念でした。相国寺の法堂の天井画は有名な「鳴き龍」らしいのですが、法堂が非常に大きいので、大きな音を立てて柏手を打つとたしかにそれとわかる反響はあるのですが、日光東照宮のようにビィーンという大きな音が鳴るというほどではありませんでした。一方、相国寺の枯れ庭園は、深山幽谷を再現したという起伏に富んだ雄大なもので、池や石庭といった一般的な日本庭園に見慣れた眼にはとても新鮮に映りました。
相国寺を観た後は、隣接する「承天閣美術館」に立ち寄りました。相国寺は、金閣寺や銀閣寺の親(?)にあたるお寺だそうで、承天閣美術館には、金閣・銀閣にちなんだ所蔵品が沢山ありました。国宝の茶碗、長谷川等伯の猿こう図(「こう」はケモノ扁に侯)や伊藤若沖の葡萄図が素晴らしかったです。有名でないためか、館内が非常に空いていたのも好ポイントでした。
承天閣美術館を観たあとは、ちょっと早めのお昼ご飯とすることにして、京都御所のすぐ近くにある「御所雲月」というお店に行きました。ガイドブックにランチ1200円と書いてあったのですが、いかにも高級料亭のような外観で、一見さんが入っても良いお店なのか内心ドキドキでした。穴子の天丼と京野菜のけんちん汁がたしかに1200円で出てきたときには感動しました。最後には自家製のわらび餅まで出てきて、大満足です。京都御所に立ち寄ったときのお昼処としてオススメです。
お昼ご飯のあとは、世界遺産の「下鴨神社」に向かいました。参道の「糺(ただす)の森」の入り口で自転車を停めて、森林浴をしながら社殿に向かいました。参道までの数百メートルが深い森におおわれているというのは、とても京都市内のこととは思えず、何とも言えない異空間となっていました。社殿の入り口近くにバスを停めるスペースもあるので、糺の森を歩かなくても社殿まで行けるのでしょうが、それは勿体ないというものです。朱の社殿は流石に国宝という感じの威厳に満ちていたと思います。そんな荘厳なお宮の中に可愛らしい紙風船がちょこんと飾られている小さなお宮があって、何とも和やかな気分にさせてくれました。
下鴨神社の後は、今出川河原町の「みつばち」というあんみつ屋さんに行きました。「あんず豆かん」を注文したのですが、黒蜜が甘すぎずあんずの甘酸っぱさとよく合っていて、天然素材を使っているという寒天がプリプリとして、なかなかに美味しかったです。550円という値段も、京都の有名なスイーツ店に比べるとお得で、隠れた名店という感じだと思います。
みつばち (京都府) のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_080928982560/img_1/1.htm
みつばちの後は、「平安神宮」に向かいました。平安神宮の建物は広大で豪勢でしたが、あまりに広大すぎて少々人工物過ぎる感じがしてしまいました。一方で、建物の裏手を三方ぐるっと取り囲むように広がる「神苑」という庭園は素晴らしかったです。大きな池にかかる天井付の橋の上が休憩所になっていて、池を渡る風に涼みながら鯉や亀にエサをあげられるようになっています。何組か修学旅行の小学生のグループがいましたが、普段なら騒々しく感じる小学生達の歓声も、空間が広いからでしょうか、この神苑では気にならなかったですね。ただ、平安神宮の裏手にある小学校が運動会でもやっているのか、大音量で音楽を流していたのが玉に瑕でした。朝方の同志社大学もそうでしたし、京都では9月25日が運動会の日なんですかね……。
神苑の後は、祇園に向かいました。もちろん料亭で遊ぶお金があるわけでもなし、祇園の風情のある街並みを写真に納めてきただけです。舞妓さんが歩いていないかなと思ったのですが、時間がまだ15時くらいでしたので、残念ながら出くわすことはありませんでした。
ゆっくり写真を撮っていたかったのですけれども、少し前から空の雲行きが怪しかったところが、15時を過ぎた辺りから急に軽い夕立のようになってしまいましたので、「鍵善良房」で雨宿りがてら、有名な葛切りを堪能することにしました。このお店には、一昨年に中学校の修学旅行以来15年ぶりに京都に来たとき、京大の大学院に行っている手品サークルの後輩に教えてもらったところです。そのときもヒンヤリとした葛切りの食感に感動したものですが、今回も相変わらずの美味しさでした。黒蜜ではなく、白蜜にしてみたのですが、白蜜のほうがサッパリとしていて、葛の食感をより素直に味わうことができるように思いました。
鍵善良房 本店 (京都府) のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_sweets000000000446/img_1/1.htm
のんびり葛切りに舌鼓を打っているうちに、雨もとりあえずあがったようでしたので、少し戻って京都市役所から寺町通、錦市場といった京都の顔とも言える商店街を冷やかしてみることにしました。そんな軽い気持ちで京都市役所の側まで行ったとき、今回の京都旅行で一番衝撃を受けたお寺に巡り会いました。それは法華宗大本山である「本能寺」です。
本能寺といえば、言わずと知れた織田信長が焼き討ちにあって没した地(もっとも、京大の後輩に聞いたところでは、織田信長が焼き討ちされた当時とはお寺の位置が変わっているそうです)なわけですが、その入り口が何と以下の写真のとおりなのです。まるで祇園の小粋な料亭の入り口という感じです。あまりと言えばあまりに現代的な風景に溶け込みすぎていると思いませんか……。なお、すぐ後に寺町通を通ったら、本能寺の正門はそちら側にありまして、この写真は単なる裏口だったみたいです。しかし、いくら裏口とはいえ、これがあの有名な本能寺なのかと、ちょっと呆然としました。こういうところも京都の魅力なんですかねえ。ちなみに、写真の右下に移っている黄色のマウンテンバイクが、この3日間の相棒であるレンタルサイクル「CANNONDALE F400」です。
本能寺で織田信長の廟所に詣でた後、寺町通と錦市場をポタリングしてきました。錦市場の活気のあるたたずまいは、絶好の写真撮影ポイントでしたが、人通りが多くてどうしても通行人の顔が写ってしまうので、ブログで紹介しにくいものばかりになってしまいます……。E520を買ってから写真の魅力が段々わかってきましたが、写真をネットで公開することの肖像権等の法的制約も承知している分、写真を撮影するときも「これはブログで使えるかな」ということにどうしても注意が向いてしまう一面があって、そのせいで構図や主題に偏りが生じてしまっているような気がしています。
ともあれ、一部のお店が閉まり始める17時頃に錦市場を後にして、京都駅の側のホテルまで、なるべく裏通りを選んでのんびり帰りました。そういえば、今日は、オムロンとワコールが共同開発した「クロスウォーカー」という下着を試着してみました。クロスウォーカーとは、要は太ももをギュッと締め付ける下着で、それをはいて歩くと、締め付けのおかげで歩幅が自然と大きくなり、ウォーキングのエクササイズ効果が高まるというものです。自転車乗りなら「パッドの入っていないレーパン」という表現で大体の感じはピンと来ていただけると思います。まあ、一日試してみただけでは効果も何もないのでしょうが、たしかに締め付けられ方がちょうど筋肉を程良く緊張させてくれる感じはわかりました。何枚か買って毎日着用すれば本当に痩身効果があるのでしょうが、それにしては一枚3,000円という値段が庶民にはちょっと手が出せません……。せめて3枚で3,000円という値段設定にしてくれればと思います。
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