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2008年9月25日 (木)

京都旅行3日目

京都旅行3日目の今日は、護王神社~京都御所~相国寺~下鴨神社~平安神宮~祇園と、洛中の北北東方面を中心に回ってきました。

朝8時くらいにホテルを出発して、途中のファミレスで安いモーニングセットをとった後、まずは「護王神社」に向かいます。京都御所のすぐ横にあるこの神社は、イノシシを祀っているちょっと変わった神社で、境内には狛犬ならぬ狛猪がいます。境内に咲いている白い小さな花に、橙色の綺麗な蝶が何羽もとまっていたのが印象的でした。神社の奥の方の大きな猪の石像には、全国各地の亥年の人が小さなお札を奉納していて、そのお札の中に猪が埋もれてしまっているのがユーモラスでした。

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護王神社の次は、「京都御所」を観て回りました。京都御所は広大で、中に入る門も沢山あるのですが、幕末浪漫としては蛤御門を見逃す手はありません。蛤御門の変でついたという弾痕を探したのですが、たしかに穴のようなものはあるのですが、そこまで明確なものではなくて、単なる月日の経過で自然にできた洞ですと言われれば、そうですかと信じてしまいたくなってしまう程度のものでした。ちなみに、京都御所の中に入るには前日までに申請をしておかないといけないのですが、申請をすっかり忘れていて、御所の中を見ることはできませんでした……。何とも残念です。去年も予備知識なしに苔寺を訪れたら、やはり事前申請が必要で、スゴスゴ引き返した記憶があります。来年はきちんと申請してから回るようにしたいと思います。

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京都御所の後は、「相国寺」に向かいました。10時頃に到着したのですが、ちょうど拝観時間が始まったばかりで、お寺の係の方の説明を聞きながらゆっくり観て回りました。ただ、相国寺の隣は同志社大学なのですが、ちょうど文化祭か運動会でもやっているのか、音楽やら歓声やらが大音量で聞こえてきて、それがお寺の静寂を破ってしまっているのが残念でした。相国寺の法堂の天井画は有名な「鳴き龍」らしいのですが、法堂が非常に大きいので、大きな音を立てて柏手を打つとたしかにそれとわかる反響はあるのですが、日光東照宮のようにビィーンという大きな音が鳴るというほどではありませんでした。一方、相国寺の枯れ庭園は、深山幽谷を再現したという起伏に富んだ雄大なもので、池や石庭といった一般的な日本庭園に見慣れた眼にはとても新鮮に映りました。

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相国寺を観た後は、隣接する「承天閣美術館」に立ち寄りました。相国寺は、金閣寺や銀閣寺の親(?)にあたるお寺だそうで、承天閣美術館には、金閣・銀閣にちなんだ所蔵品が沢山ありました。国宝の茶碗、長谷川等伯の猿こう図(「こう」はケモノ扁に侯)や伊藤若沖の葡萄図が素晴らしかったです。有名でないためか、館内が非常に空いていたのも好ポイントでした。

承天閣美術館を観たあとは、ちょっと早めのお昼ご飯とすることにして、京都御所のすぐ近くにある「御所雲月」というお店に行きました。ガイドブックにランチ1200円と書いてあったのですが、いかにも高級料亭のような外観で、一見さんが入っても良いお店なのか内心ドキドキでした。穴子の天丼と京野菜のけんちん汁がたしかに1200円で出てきたときには感動しました。最後には自家製のわらび餅まで出てきて、大満足です。京都御所に立ち寄ったときのお昼処としてオススメです。

お昼ご飯のあとは、世界遺産の「下鴨神社」に向かいました。参道の「糺(ただす)の森」の入り口で自転車を停めて、森林浴をしながら社殿に向かいました。参道までの数百メートルが深い森におおわれているというのは、とても京都市内のこととは思えず、何とも言えない異空間となっていました。社殿の入り口近くにバスを停めるスペースもあるので、糺の森を歩かなくても社殿まで行けるのでしょうが、それは勿体ないというものです。朱の社殿は流石に国宝という感じの威厳に満ちていたと思います。そんな荘厳なお宮の中に可愛らしい紙風船がちょこんと飾られている小さなお宮があって、何とも和やかな気分にさせてくれました。

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下鴨神社の後は、今出川河原町の「みつばち」というあんみつ屋さんに行きました。「あんず豆かん」を注文したのですが、黒蜜が甘すぎずあんずの甘酸っぱさとよく合っていて、天然素材を使っているという寒天がプリプリとして、なかなかに美味しかったです。550円という値段も、京都の有名なスイーツ店に比べるとお得で、隠れた名店という感じだと思います。

みつばち (京都府) のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_080928982560/img_1/1.htm

みつばちの後は、「平安神宮」に向かいました。平安神宮の建物は広大で豪勢でしたが、あまりに広大すぎて少々人工物過ぎる感じがしてしまいました。一方で、建物の裏手を三方ぐるっと取り囲むように広がる「神苑」という庭園は素晴らしかったです。大きな池にかかる天井付の橋の上が休憩所になっていて、池を渡る風に涼みながら鯉や亀にエサをあげられるようになっています。何組か修学旅行の小学生のグループがいましたが、普段なら騒々しく感じる小学生達の歓声も、空間が広いからでしょうか、この神苑では気にならなかったですね。ただ、平安神宮の裏手にある小学校が運動会でもやっているのか、大音量で音楽を流していたのが玉に瑕でした。朝方の同志社大学もそうでしたし、京都では9月25日が運動会の日なんですかね……。

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神苑の後は、祇園に向かいました。もちろん料亭で遊ぶお金があるわけでもなし、祇園の風情のある街並みを写真に納めてきただけです。舞妓さんが歩いていないかなと思ったのですが、時間がまだ15時くらいでしたので、残念ながら出くわすことはありませんでした。

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ゆっくり写真を撮っていたかったのですけれども、少し前から空の雲行きが怪しかったところが、15時を過ぎた辺りから急に軽い夕立のようになってしまいましたので、「鍵善良房」で雨宿りがてら、有名な葛切りを堪能することにしました。このお店には、一昨年に中学校の修学旅行以来15年ぶりに京都に来たとき、京大の大学院に行っている手品サークルの後輩に教えてもらったところです。そのときもヒンヤリとした葛切りの食感に感動したものですが、今回も相変わらずの美味しさでした。黒蜜ではなく、白蜜にしてみたのですが、白蜜のほうがサッパリとしていて、葛の食感をより素直に味わうことができるように思いました。

鍵善良房 本店 (京都府) のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_sweets000000000446/img_1/1.htm

のんびり葛切りに舌鼓を打っているうちに、雨もとりあえずあがったようでしたので、少し戻って京都市役所から寺町通、錦市場といった京都の顔とも言える商店街を冷やかしてみることにしました。そんな軽い気持ちで京都市役所の側まで行ったとき、今回の京都旅行で一番衝撃を受けたお寺に巡り会いました。それは法華宗大本山である「本能寺」です。

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本能寺といえば、言わずと知れた織田信長が焼き討ちにあって没した地(もっとも、京大の後輩に聞いたところでは、織田信長が焼き討ちされた当時とはお寺の位置が変わっているそうです)なわけですが、その入り口が何と以下の写真のとおりなのです。まるで祇園の小粋な料亭の入り口という感じです。あまりと言えばあまりに現代的な風景に溶け込みすぎていると思いませんか……。なお、すぐ後に寺町通を通ったら、本能寺の正門はそちら側にありまして、この写真は単なる裏口だったみたいです。しかし、いくら裏口とはいえ、これがあの有名な本能寺なのかと、ちょっと呆然としました。こういうところも京都の魅力なんですかねえ。ちなみに、写真の右下に移っている黄色のマウンテンバイクが、この3日間の相棒であるレンタルサイクル「CANNONDALE F400」です。

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本能寺で織田信長の廟所に詣でた後、寺町通と錦市場をポタリングしてきました。錦市場の活気のあるたたずまいは、絶好の写真撮影ポイントでしたが、人通りが多くてどうしても通行人の顔が写ってしまうので、ブログで紹介しにくいものばかりになってしまいます……。E520を買ってから写真の魅力が段々わかってきましたが、写真をネットで公開することの肖像権等の法的制約も承知している分、写真を撮影するときも「これはブログで使えるかな」ということにどうしても注意が向いてしまう一面があって、そのせいで構図や主題に偏りが生じてしまっているような気がしています。

ともあれ、一部のお店が閉まり始める17時頃に錦市場を後にして、京都駅の側のホテルまで、なるべく裏通りを選んでのんびり帰りました。そういえば、今日は、オムロンとワコールが共同開発した「クロスウォーカー」という下着を試着してみました。クロスウォーカーとは、要は太ももをギュッと締め付ける下着で、それをはいて歩くと、締め付けのおかげで歩幅が自然と大きくなり、ウォーキングのエクササイズ効果が高まるというものです。自転車乗りなら「パッドの入っていないレーパン」という表現で大体の感じはピンと来ていただけると思います。まあ、一日試してみただけでは効果も何もないのでしょうが、たしかに締め付けられ方がちょうど筋肉を程良く緊張させてくれる感じはわかりました。何枚か買って毎日着用すれば本当に痩身効果があるのでしょうが、それにしては一枚3,000円という値段が庶民にはちょっと手が出せません……。せめて3枚で3,000円という値段設定にしてくれればと思います。

ワコール通販 -wacoal直営の下着通信販売サイト|ワコールウェブストア
http://store.wacoal.jp/site/crosswalker_campaign/

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2008年9月24日 (水)

京都旅行2日目

京都旅行2日目の今日は、宇治~醍醐~伏見といった洛南方面をグルッと回ってきました。

第一の目的地は、世界遺産「宇治平等院鳳凰堂」です。ホテルのある京都駅からは約12kmといったところでしょうか。レンタルしたマウンテンバイク「CANNONDALE F400」に乗って、約1時間のサイクリングでした。東福寺や泉涌寺といった京都駅の近くの洛南には去年も行きましたが、宇治まで足を伸ばすのは初めてです。

朝8時くらいにホテルを出発して、途中のファミレスで朝食をとろうかなと考えていたのですが、京都駅の南側、特に油小路通沿いは全くの工業地帯で、10時前の早朝に開店しているお店がほとんどなく、仕方ないので途中のコンビニでウィダーインゼリーを飲んだきりで、宇治まで向かいました。この京都駅の南北の格差は想像以上で、北部が歴史のある古都といった趣であるのに対して、南部は一転して大きな工場が建ち並ぶ一帯となっています。タイムマシンに乗っていきなり何百年か時代を通り越したような気がしてしまいます。

本当は、宇治に行く前に、坂本龍馬が定宿としていた「寺田屋」に立ち寄ろうと思っていたのですが、油小路通が途中から高速道路と併走しているため周囲の様子がわからず、土地勘もないので諦めてしまいました。そういえば、今は京大の大学院にいる、大学時代に所属していた手品サークルの後輩から教えてもらったところでは、つい最近、「寺田屋」が実は当時の建物ではなく、後世になってから建て替えられたものであるという疑惑が持ち上がっているそうです。そんなことは露知りませんでしたが、その話を知っていたら是が非でも観に行ったのにと残念に思います。

龍馬ファンに衝撃 事件の舞台「寺田屋」に建て替え疑惑 - 速報 ニュース:@nifty
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-26320/1.htm

30分で工業地帯を抜けて田園の中をさらに30分ほど走ってから、9時くらいに平等院に到着しました。宇治川が水量も多く、流れも早いのにびっくりしました。想像の中の宇治川は、もっと穏やかで、平安貴族がのんびり舟でも浮かべていそうな感じでしたが、本物は急峻です。「溺れるから川では泳がないこと」という注意の看板が冗談ではないことが実感できます。

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さて、平等院にはかなり朝早く来たので、まだ修学旅行の中学生もいなくて静かに拝観できるとほくそ笑んでいたら、既に団体さんがお着きで、ゆっくりと写真を撮る暇もありませんでした……。それでも、水面に我が身を映す鳳凰堂の姿は優美で、10円玉の絵柄に使われるだけのことはあることを実感しました。

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ちなみに、鳳凰堂の名前の由来である屋根についている鳳凰の像は、現在はレプリカなのだそうです。本物は、鳳凰堂に隣接する美術館に納められていて、もちろん屋根についているよりはよほど間近で観られるので満足です。鳳凰像はかなり写実的で、威厳のある顔つきをしていました。また、鳳凰堂の内面には、臨終の際に阿弥陀如来が極楽へのお迎えに来る場面を描いた「臨終来迎図」が9枚描かれており、その9枚というのが生前のその人の「成績」でお迎えのランクが9段階あるというものなのですが、それがなかなかに興味深かったです。「両親に孝行し、正直に生きた者」というのは、現在の感覚からすると結構上位かなと思いきや、これが「中の下」で、つまり6番目のランクなのです。「上の上」になるには、出家することが最低条件で、その上で経典を諳誦できたりしないといけないそうです……。これでは現代人はとても臨終のお迎えを期待することはできなさそうです。

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平等院のあとは、宇治川を渡って対岸にある「宇治神社」と「宇治上神社」を参拝してきました。二つの神社はほとんど併設されていて、それもそのはず、ガイドブックによれば、明治時代までは二つはもともと一つの神社だったのだそうです。「宇治神社」が重要文化財で「宇治上神社」が国宝だそうですが、京都に来ると、あれも国宝、これも重文といった感じで、最初の1日は感嘆しますが、2日目ともなるとすっかり慣れてしまって、むしろ国宝や重文じゃないと観る価値ないとか思ってしまうのが困りものです。宇治上神社に祀られていた大きな岩の上に小石を積み重ねたご神体が何とも霊験ありそうな雰囲気をまとっていました。

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二つの神社を参拝した後は、すぐ近くにある「福寿園宇治工房」で一服してきました。玉露を注文したのですが、ここではお茶を淹れるセットを持ってきてくれて、自分で淹れて飲むことができます。最初の一杯は茶葉がお湯を吸うので本当に数滴しか出てこなくて、しかしそれが濃厚な玉露のエキス「甘露」で、何とも言えない芳醇な香りでした。二杯目、三杯目と続くにつれて薄まっていくわけですが、それはそれで味の変化が楽しめて良かったです。そして、最後は、めんつゆのようなものに茶葉をつけて、おひたしのようにして食べてしまうのですが、これが実にさっぱりして美味でした。旅行から帰ったら自宅でも試してみようかと思いますが、安い茶葉では美味しくないかもしれませんね……。

福寿園宇治工房(京都府)のお店情報・地図 - スイーツ部:@nifty
http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listmap/aid_080928982558/img_1/1.htm

一服した後、近くの「源氏物語ミュージアム」に立ち寄りました。今年は、源氏物語が成立してからちょうど1000年という記念すべき年なのだそうです。それに合わせてリニューアルしたというミュージアムは、華麗な平安の世の物語の情景を上手く表現できていたと思います。実は、源氏物語はきちんと読んだことがなくて、大学受験のときに受験対策で『あさきゆめみし』を一読したくらいの知識しかありません。いつか現代語訳を通読してみたいものです。

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その後は、醍醐方面に向かって、奈良街道を北上します。途中で「萬福寺」という中国風のお寺に参拝しました。禅宗のお寺だそうで、山門にはちゃんと「不許葷酒入山門」(葷酒、山門より入るを許さず)という禅宗の掟が彫り込まれた石柱が建っています。まあ、五戒のうち不飲酒戒といっても、実際には般若湯とか言ってお酒は飲んでいたそうですから、ネギとかニンニクとかも食べていたんじゃないかと思うんですが、実際にはどうなんですかね……。さて、萬福寺のご本尊は布袋様です。布袋は元々は中国の実在の僧だということですから、なるほど中国風のお寺だなと実感します。廊下に吊られていた魚の形をした木製の像がユーモラスでした。

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萬福寺の後は、ガイドブックで紹介されていた「橘」というおそば屋さんで昼食をとりました。おろしそばを注文したら、さすがに味は良いのですが、ものすごいボリュームで、全部食べきれないかと思いました。昨日の夕食で食べたおろしそばに引き続き、ここのおろし大根もかなりの辛さです。この辛い大根は、やはり京野菜なんですかねえ。

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昼食のあとは、世界遺産「醍醐寺」に向かいます。例のごとく修学旅行の学生さんが沢山います。本堂の内部や隣接する「三宝院」の内部は写真撮影禁止なのですが、三宝院の庭園は素晴らしかったです。絵画と違って、庭園なんていくら写真に撮っても減るもんじゃなしと思わず文句を言いたくなるくらい、ただ肉眼で観てくるだけではもったいない庭園でした。醍醐寺と言えば、豊臣秀吉の花見で有名ですが、やはり京都は桜の季節に訪れてみたいものですね。ものすごく混んでいそうですが……。

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醍醐寺の後は、小野小町の邸宅跡だという「随心院」へと向かいます。ここは参拝客もほとんどおらず、落ち着いて静かな庭園を鑑賞することができました。廊下に日除けとして吊ってあった簾がつきづきしかったです。ちなみに、ここ随心院では、毎年、「ミス小野小町コンテスト」というのを開いているそうです。当時の美的基準で審査するのなら面白そうなのですが(笑)。

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随心院の後は、「伏見稲荷大社」に行きました。この神社は「千本鳥居」の名の通り、とにかく沢山の鳥居があることで有名で、僕も写真や映像では何度か目にしているのですが、やはり実物をみると、この鳥居の密度に圧倒されます。夢幻的で、鳥居の間から白狐がひょいと出てきてもおかしくない神秘性に満ちています。妖怪話とかが好きな僕には全く堪らない風情です。僕が立ち寄ったのは15時過ぎでしたが、もう少し後の夕暮れに訪れたら、さらに物の怪的な雰囲気が強くなるんだろうと思います。黄昏時には「誰そ彼」の語源の通り、千本鳥居の向こうから歩いてくる人が本当に人間なのだろうかと疑わしくなったりして……。

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以上で京都旅行2日目の観光は終了です。最後に、最初のほうで触れた京大の大学院に行っている手品サークルの後輩と飲んできました。ちょうど京都駅の近くに水曜日限定で飲み物が半額になるおばんざい屋があるので、そこで京の地酒を堪能しました。純米吟醸生原酒とかいう普段は飲めないような貴重な地酒がぐい飲みで600円で飲めるので幸せでした。近況から京都の歴史の話題から、久しぶりに会って話ができて楽しかったです。その後、店を変えて、京都タワーの中にあるバーに行きましたが、ここはムードがありすぎて、男2人で行くような感じのお店ではなかったです(笑)。京都タワーの写真で青くなっている部分がそのバーです。

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ただ、ちょっと飲み過ぎてしまって、その後輩は帰りに転んで骨折と歯を折る大怪我をしてしまったそうです……。翌日に電話したときの声はそこまで酷くはなさそうでしたが、来週に学会発表があると言っていたのに、かなり心配です。怪我の原因の一端が、奢りだと言って飲ませすぎた自分にもあると思うと、申し訳ない気がしてなりません。これからは少しお酒は控えることにします……。

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2008年9月23日 (火)

京都旅行1日目

今日から会社の夏期休暇で京都に3泊4日の旅行に来ています。夏休みに京都に来るのはこれで3年連続ですが、全く飽きないですね。今年でようやく京都の東西南北の名所を観て回ることができるくらいですし、来るたびに京都の風情を理解できるようになってくる感じがします。やはり1300年近くの歴史のある都市というのは、その年月にふさわしい風格を備えているように思います。その街を歩くだけで年月の重みとでもいうべきものが肌に染み込んでくるような気がします。司馬遼太郎の『新撰組血風録』の中で、沖田総司が数百年の刻を経た菊一文字に畏敬の念を抱く描写がありますが、まさにそのような心地がします。

今回の旅行には、夏のボーナスで購入したEeePCを持って来ていますので、当日の旅行の内容をその日のうちにブログにアップするという試みをしてみたいと思います。OLYMPUS E520で撮影した画像もすぐ取り込めるし、UMPCは便利ですね。6万円弱という値段を考えると、とてもお買い得だと思います。

さて、旅行第1日目の今日は、11時37分発というちょっと遅めの新幹線でのんびり京都を目指しました。13時50分に京都着で、そのままレンタルサイクルを借りて、遅めの昼ご飯を京都駅のそばの「丸福」でいただきました。丸福はJTBの旅行ガイドブックに紹介されていたお店なのです。お店の外観はいかにも伝統のありそうな、有体に言えば、かなり鄙びた感じなのですが、味はさすがに素晴らしく、天丼(780円)は衣がサクサクして、旬のタネがジューシーで、とても美味しかったです。

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その後は、真言宗総本山「智積院(ちしゃくいん)>」に行きました。まずは宝物院に収められている長谷川等伯の襖絵を鑑賞しました。構図の大胆さと緻密は流石に国宝という感じでしたが、往時は豪勢な金箔と色彩を誇っていたのでしょうが、やはり年月の衰えは隠せないように思いました。残念ながら写真撮影禁止でしたので、画像はありません。その後、千利休が好んだという庭園を観ました。この庭園はあまり人もいなくて閑散としていましたが、静かな池のたたずまいが非常に良かったです。

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それから智積院の本堂を観てきました。堂内での写真撮影が禁止されていませんでしたので、ご本尊を写真に撮ってきました。金色の絢爛かつ荘厳な雰囲気が良かったです。本堂の周りには彼岸花が群生していて、初秋の青空に赤い花がとても映えていました。

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智積院の後は、京都国立博物館に行ってきました。京都は3年目ですが、京都国立博物館には毎年行こうと思っていて行けずじまいでしたので、今年行けたのは良かったです。京都の観光名所はどこもそうなのですが、今日の京都国立博物館にも修学旅行の高校生が沢山いて、ちょっと騒々しかったです……。とはいえ、収蔵物は興味深いものが多かったです。特に、銅鏡と銅鐸が素晴らしかったです。今日は特別展をやっていなかったのが残念でしたが、来年はリベンジしたいところです。

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京都国立博物館の後は、河原町や御池通や錦市場の情緒ある商店街を観て回りました。京焼の窯元直営のお店や、扇の専門店は素晴らしい工芸品ばかりでしたが、ちょっと高くて手が出しにくいかったです……。また、食料品のお店はどのお店も活気があって美味しそうで、わびさびだけではない京都の新しい一面を発見することができたと思います。ただ、まだ初日のためあまり沢山買い物ができなかったのが心残りでした。その後、夕食に「味禅」に行ってきました。このお店もJTBのガイドブックで紹介されていたお店です。店内に本物のチェロが置いてあって店内のBGMは静かなクラシックだったりして、一風変わったお蕎麦屋さんでした。

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おろしそばを注文しましたが、大根が京野菜なのでしょうか、かなり辛味がありました。蕎麦はものすごく腰があるという感じではないのですが、つなぎがしっかりしていて、歯応えが美味しかったです。和歌山県の純米吟醸生原酒「黒牛」というのを飲みましたが、まろやかな甘口で美酒でした。

そんな感じで今日の一日は過ぎました。明日は宇治、醍醐方面に行くつもりです。

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