2007年11月18日 (日)

第4回AIITマンスリー・フォーラムに参加してきました

昨日11月17日(土)は、産業技術大学院大学の中鉢准教授が主催する「AIITマンスリー・フォーラム」に参加してきました。今回は、慶應義塾大学総合政策学部専任講師の井庭崇先生をお招きして、「仮想世界での創造と実験:セカンドライフの何が面白いのか?」というテーマで議論がなされました。

産業技術大学院大学 | AIITマンスリーフォーラム
http://aiit.ac.jp/279.html

IBALOG - Concept Walk
http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/

ネットワークのトラブルでセカンドライフに接続できず、フォーラムの開始が15分くらい遅れたのはご愛嬌として、フォーラムは終始和やかな雰囲気で進行しました。参加者は全部で20名くらいで、学生と社会人が半々くらいでした。参加者のうち、実際にセカンドライフをやったことがあるのは3~4名で、残りは知ってはいるけどやったことはないという人たちでした。かく言う僕も、会社のラボで本当に軽く遊んでみたことはありますが、実際に自宅のPCにインストールして本格的にやったことはありません。

フォーラムの内容は、井庭先生はシステム論と方法論がご専門とのことで、いわゆる情報社会学的な観点からのセカンドライフ論ではなく、SFCの授業で行ったセカンドライフ上の活動報告という感じでした。これまでのセカンドライフをめぐる言説には、そのような実践的なレポートはあまりなかったと思いますので、とても勉強になりました。以下、フォーラムで印象に残ったことを箇条書きとしてメモに残しておきたいと思います。

  • セカンドライフはもうブームが去ったと言われることもあるが、「セカンドライフ」でなくても良いが、3D空間でつながることは新しいCGMの形として非常に面白い。
  • セカンドライフの三大特徴は、1.自由度の高さ、2.新しい経済圏の誕生、3.モノづくりと世界構築である。ただし、リンデンドルを無制限に発行できることから、インフレの危険など、経済圏としての信頼性については疑問が残る。
  • セカンドライフは景色が綺麗。ただ観ているだけでも飽きない。あと、やたらとスナップショットを撮りたくなる。
  • 他人のアバターを目障りに思うプレイヤーは、セカンドライフ内にアパートを借りて、自分だけの空間を作ったりするらしい。
  • アバターがいて、様々なジェスチャーをすることもできるのに、プレイヤー同士がチャットをする際にはどうしても顔文字を使ってしまう。
  • セカンドライフとSKYPEを組み合わせると、非常に強いライブ感を得られる。
  • セカンドライフ上で会議をしていると、リアルの自分とセカンドライフ上のアバターが乖離する感覚を覚える。

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2007年8月12日 (日)

夏休みカミロボ教室

今日は、キッズ@nifty主催の「夏休みカミロボ教室」に参加してきました。

カミロボ教室:みんなのぬりえ&カミロボ作品展:5周年記念特集:キッズ@nifty
http://kids.nifty.com/anniversary/exhibition/kamirobo/workshop.htm

「カミロボ」とは、関連サイトから引用しますと、以下のようなものです。

カミロボは、空き箱やボール紙を使って作られた体長わずか15cmの紙製ロボット。現在、造型師として活躍する安居智博が、極めて私的な『ひとり遊び』として、小学生時代から約30年近く、誰にも公開する事なく作って遊び続けてきた作品群です。プロレスをモチーフに、競技のルールはもとより、リングの外での彼らの私生活まで、作者の安居が綿密に作り上げています。さらに、カミロボが戦いによって壊れても、捨てる事なく修復を繰り返す事で、歳月を経たものが手にできる独自のテクスチャーを得る事に成功しています。それが一体一体、異なる個性となっているのです。

カミロボ作者の安居さんは、イギリスBBCで日本のポップアートシーンを牽引するアーティストとして紹介され、 Newsweekでは「世界が尊敬する日本人100」にも選ばれているそうです。要は、男の子なら誰でも遊んだロボット同士のプロレスごっこを、紙製の「カミロボ」で行うというものです。実際の動画が以下のサイトで見れますが、何と言うか、無駄にスゴイです、アツイです(褒め言葉)。男の子の夢をそのままカタチにしたという感じで、観ていてワクワクさせられるものがありますね。

@nifty動画 カミロボファイト!
http://douga.nifty.com/cs/story/title/99990003/1.htm

さて、そんなカミロボを、安居さんの解説を受けながら自分の手で作れるイベント「夏休みカミロボ教室」が開催されましたので、「大きなお友達」として参加してきました(笑)。今回の教室で作るのは、人気ナンバーワンの「バードマン」です。一式がちゃんとキットになっていて、ハサミとペンチとセロハンテープと木工用ボンドと洗濯バサミと爪楊枝があれば、誰でも作れるようになっています。

Kamirobo1最初にパーツを切り出したところです。

基本的にはセロハンテープで張り合わせていくだけで良い感じです。この程度なら、ガンプラとゾイドと高校時代の学園祭でロボコンに出場した僕には楽勝じゃんと思いきや、途中で針金(キットに含まれています)をよじって「安居巻き」と呼ばれるカタチにするところが、ちょっとだけ難しくて苦戦させられてしまいました(汗)。しかし、ここがカミロボの優れているところなのですが、壊れたらやり直しのきかないプラスティック製のプラモデルと違って、紙と針金でできているので、ちょっと間違えても簡単に修正ができるんですよね。このあたりの自由度というか、修正可能性はとても面白いと思います。

Kamirobo2説明書どおりに組んでいけば、誰でも、ほんの10分くらいでこんなカタチにすることができます。この時点で、ちゃんと自立しているところが素晴らしいです。下手なガンプラより、よほど安定しています。

  最終的な完成図はこんな感じです。紙と針金でできていますので、かなり自由にポーズを変えることができます。Kamirobo3今回作ったキットの関節は肩の部分だけですが、これに脚関節もつければ、相当に複雑なポージングをさせられると思います。うーむ、カミロボ、奥が深い……。

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2007年7月12日 (木)

にゃんにゃん分析

周囲のブームは春頃だったように思いますので、かなり今更感があるのですが、「にゃんにゃん分析」をやってみました。

猫 - にゃんにゃん分析 - 猫画像/占い
http://seibun.nosv.org/neko/

「にゃんにゃん分析」とは、去年流行った「成分分析」の亜種で、単語を入力すると、その単語にふさわしい猫画像が表示されるというものです。百聞は一見に如かずといいますので、たとえば「Rivast」と入力すると、こんな画像が表示されます。

「Rivast」のにゃんにゃん分析結果

「Rivastを猫で表すと以下になります。」とのことです。全くもって根拠が不明なところが趣深いというものですが、猫の可愛さに心底から癒されます。しかし、この猫がちょっと羨ましいかもですね……。

他にも、「Rivastの朱夏日乗」と入力してみると、こんな感じになりました。

「Rivastの朱夏日乗」のにゃんにゃん分析結果

うーむ、PCがDELLだったりするあたり、たしかに当たってるかも……。ちなみに、本名でやってみた結果はこんな画像でした。どれも可愛すぎです。

最近は、「にゃんにゃん分析」の他にも、「脳内分析」とやらが流行っていましたが、それらはいずれも画像を表示させるタイプでした。去年流行った成分分析は単なる文章でしたから、この1年で「文章→画像」とコンテンツのリッチ度が着実に上がっているようです。となると、次に流行るのは分析結果に動画を表示させるタイプなのかもしれません。「○○を猫動画で表すと以下になります。」という感じで、youtubeとかpya!とかに上がっている猫動画にリンクさせるみたいなイメージでしょうか。文章や画像とちがって、一目でわかる面白さが出しにくいかもしれませんが、そこはアイディア次第というところですかね。

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2007年7月 5日 (木)

Y or N

手前味噌で恐縮ですが、@niftyが「Y or N」というキャンペーンを始めました。「Y or N」とは、「Yes or No」であると同時に、「Yahoo! or Nifty」をかけているとのことです。「Y or N」のコンセプトを引用してみます。

現状に甘んじない。前例に捉われない。
まわりに流されない。なんとなくで済まさない。
変化をおそれない。進化をやめない。

そう、Noとは、保守ではなく革新だ。
Noとは、新しい可能性なのだ。
とりあえずYes、という消極的選択ではなく、
ドキドキワクワクするか、
これでいい、よりも、これがいい、
という積極的選択を。

いまのインターネットにYesですか?Noですか?

Y or N:@nifty
http://www.nifty.com/yorn/

いやあ、なかなかにカッコいいですね。Appleの「Think Different」なんかと良く似た、アンチ・メジャーな広告手法なわけですが、僕はマイナーな方が好みに合っていますので、この「Y or N」の理念にはかなり賛同できますね。ページビュー世界一のYahoo! Japanに楯突くのは無謀も良いところですけれども、巨大な敵に立ち向かうシチュエーションというのも浪漫があるというものです。

ところで、「Y or N」にちょっと似ている僕の好きな海外CMに、イギリスの新聞「The Independent」の数年前にカンヌで賞を取ったCMがあります。僕の調べ方が悪かったのか、YouTubeでも動画が見つからなかったのでご覧いただけないのが残念ですが、このCMは、白黒作品で、1分という比較的長い時間の間、ひたすら「DON’T~=~してはならない」という禁止文をナレーターが連呼しています。「息をするな」「セックスするな」といった調子で何でもかんでも禁止されて、最後に「Think Independent. Read Newspaper」とナレーション無しに表示させて締めるというものです。

他人からああしろこうしろと指示されるのではなく、自分の考えを持て(そのために新聞を読め)というわけですね。文章にしてしまうと、僕の表現力のなさもあり、陳腐な感じがしてしまいますが、実際に動画で観るとそこまで説教くさくはなく、素直に楽しめると思います。どこかの動画投稿サイトにアップされているのを見付けたら、是非観てみてください!

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2007年6月21日 (木)

ワインバーに行く

このニュースがなかなか興味深かったです。記事より一部引用します。

インデックス、複数のケータイで“合奏”させて楽しむ着メロを配信:ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20351229,00.htm

異なる着信メロディを複数の携帯電話で同時に鳴らすことにより、別の着信メロディが奏でられるというもの。友達や家族、恋人同士でメロディ再生のタイミングをあわせて楽しむことで、新しいコミュニケーションを提案する

僕は基本的にケータイは着信音もキー操作音もオフにしていますので、着メロなんかはほとんど使わないんですよね。そういう僕にとっては「無駄な」機能である着メロですが、今回の「合奏する着メロ」は新たな可能性を産み出すものであるように思います。たとえば、「合言葉」的な使い方ですかね。秘密の会合に出席できる人が否かを、合奏できるかどうかで認証するとかでしょうか?「山」「川」みたいな暗号よりもスマートである気がしますw

さて、昨日は会社の同僚の方々と、ワインバーなるものに行ってきました。

SPOZZERIA 地図・地域ガイド:@nifty
http://maps.nifty.com/cs/catalog/map_spot/catalog_13032411_1.htm

JR京浜東北線大森駅北口から徒歩5分のところにあるワインバーです。お店の入り口が小さいので場所がわかりにくいかもしれませんが、「誠屋」というラーメン屋の少し手前で、ちょうど道路の反対側に小学校があります。

赤・白それぞれグラスワインで一杯ずつ飲みましたが、ワインには疎いので詳しいことはわからないのですけれども、あっさりして飲みやすい良品だったと思います。他にはカクテルを二杯(モスコミュールとミモザ)を飲みましたが、なかなか本格的な味でした。モスコミュールが銅のマグカップではないのがちょっと残念でした。「ワインバー」と銘打っていますが、ワインしかないわけではなくて、ビール、ウィスキー、スピリット、カクテルと、お酒の種類は豊富に揃っています。メニューにないカクテルも頼めば作ってもらえました。

また、バーにしては料理が充実していると思います。軽いスナックはもちろんのこと、オードブル、サラダ、パスタ等も種類があります。なので、このお店一つで食事も一緒にとることができます。 パスタは結構かための湯で加減でした。僕はこれくらい腰のあるほうが好きですけど、もうちょっと柔らかいほうが良いという人もいるかもですね。

このお店では、月に何回か、「ワイン会」という試飲会をやっているみたいです。機会があれば、参加してみたいものです。

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2007年6月17日 (日)

光ファイバー開通!

5月18日のエントリー「光ファイバーおあずけ」で書いたとおり、ひとまずおあずけになっていた光ファイバーですが、本日ようやく開通しました!もっとも、回線の敷設工事自体は6月11日(月)に終わっていたのですが、プロバイダの回線コースを変更したときに新しく発行された認証パスワードと認証IDを、パスワード管理ツール「ID Manager」に保存したつもりが、PCが不正終了してしまって保存できていなかったため、ルーターの接続設定ができないという、またしても目前のおあずけ状態になってしまったのでした……。。

もちろん、プロバイダのサポートセンターに直ちに電話して、認証パスワードと認証IDを聞いたのですが、「サポートセンターでは、個人情報保護の観点から、認証パスワードと認証IDのデータベースには直接アクセスできないことになっている」と言われてしまいました。うーむ、顧客情報の保護という趣旨はよくわかるのですが、電話した最初に会員認証しているわけだし、教えてくれても良いんぢゃないかと思っちゃいましたね。

結局、認証パスワードと認証IDを書面で郵送してもらったのですが、それが届いたのが16日(土)で、その後、新しくNTTから支給された光ファイバー用ルーターと、以前から使っていた無線LANルーターが機能衝突して上手くPPPoE接続が確立できず、その設定に苦労しました……。ようやく今日になってインターネットを使えるようになった次第です。まだまだITの世界は素人が手を出すにはハードルが高いですね。

さて、気になる回線速度ですけれども、以前はNTT東のフレッツADSL 8Mで、実効速度が4Mbps程度だったのですが、今回、Bフレッツ ハイパーファミリータイプに変更したことで、実効速度40Mbps程度までアップしました。ほぼ理論値どおりに速度が向上しましたので、大変満足しています。もっとも、そんなスピードを使いこなせては全然いないのですけれどもね。たしかに、100MくらいあるOpenOfficeが40秒で落とせたときはちょっと嬉しかったですが、体感的には、サイトの表示がちょっと速くなったかなという程度に過ぎません。

しかし、この6日間、メールもネットもなしの生活だったのですが、ネットをやらない分、睡眠時間や読書時間は増えましたが、今時インターネットなしでは実に不便なものだなという感想を新たにしました。最近は新聞もテレビもあまり見ず、ネットが一番の情報収集手段でしたから、いつの間にか、松文館裁判が上告棄却されていたり、選撮見録事件の控訴審判決が出ていたりして、軽く浦島太郎状態です。

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2007年6月 2日 (土)

アバウトミー面白い!

本ブログの左上にある「アバウトミー」ですが、使い始めて2週間近くが経ちました。先日のエントリー「アバウトミーはじめました」では、ユーザーが自発的に自分の趣味嗜好を申告して共有化するようなサービスって、環境管理型権力の権化みたいな感じがして、多少の違和感を覚えるという感想を書いたのですが、270問くらい質問に答えてみると、何と言うか、だんだん質問に答えること自体が快感になってくるんですよね。小難しい懸念なんてどうでもよくなってくるのです。

それに、自分と同じ趣味の人が作った凄くマニアックな質問に出会ったときは思わずニヤニヤしてしまいます。僕の作った「どんな自転車乗ってる?」に「リカンベント」と答えてくれた人とは、是非ともリアルでお知り合いになりたいものです。また、「好きなマジシャンは誰ですか?(海外有名人系)」では、答えが見事にバラバラだったりして、興味深いです。

また、上手く質問を立ててやれば、簡易的な意識調査としても使うこともできます。もちろん、質問の内容は誘導的に作れますし、回答数も統計的な手法を用いるには母集団が少なすぎますので、あくまで簡易的ではあるのですが、たとえば「著作権保護期間の延長についてどう思いますか?」では、約80%が延長に反対していますし、「裁判員制度についてどう思いますか?」では、「積極的に参加したい」という回答は15%弱しかないことがわかります。「死刑制度についてどう思いますか?」では、「廃止すべき」と「廃止し、代替案として終身刑を導入すべき」を合わせた潜在的廃止派が40%弱いることがわります。なお、こういった意識調査的な質問については、それがプロパガンダに利用されうる懸念を表明する質問も既にありますが、そこまでの影響力は残念ながら持たないだろうなとは思いますね。

ちなみに、上記の死刑制度に関連して、少しく私見を開陳してみたいと思います。法律よりも根源的なレベルですが、僕の信念はこうです。人間は弱い存在なので、誰もが罪を犯す可能性があります。しかし、贖罪のために努力しうる強さも誰もが持っているものです。人間にはそういう二面性があり、誰もが犯罪者になりうるけど、犯罪者は誰もが更生することができると信じています。だから、僕は、犯罪者の更生可能性を奪う死刑制度には反対です。

しかし、刑事訴訟法や刑事政策を学んだ身としては、現実問題として、刑務所には、出所してもすぐ犯罪を犯して戻ってくるような常習犯罪者が相当数おり、そういった人たちが高齢化して、刑務所がある種「老人ホーム」化していることも認識しています。また、判例を読んでいると、とても信じがたいような悲惨な事件、加害者に同情する余地が一片もない事件が沢山あります。たとえば、以下のリンクのような事件です。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/totigi.htm

以上のような理想と現実の狭間から思うのは、犯罪を社会規範からの逸脱行動と定義すると、大半の人は逸脱しても正道に回帰できると考えますが、統計学的に一定の割合において、社会規範をそもそも遵守できない人、常に逸脱しっぱなしの人が現れることを否定できないと考えます。そういう人は、もはや社会から隔離するしか方法がなく、つまり、ずっと刑務所に入れておくしかないと考えています。

前述のとおり、僕は死刑には反対です。しかし、現在の法律では、たとえ無期懲役になったとしても、大体は10年くらい経てば仮出所することは可能です。だから、出所可能性のない「終身刑」を新設して、社会からの完全隔離を実現する必要があると考えています。

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2007年5月21日 (月)

アバウトミーはじめました

手前味噌で恐縮ですが、@niftyの新サービス「アバウトミー」をはじめました。本ブログの左上に表示されているブログパーツがそれです。Flashで動作していますので、表示されていない方は、お手数ですがFlashを有効にしてみてください。クリックすると、アバウトミーのRivastのマイページへとジャンプします。個人的には、自分の独自ドメインが取れるのが嬉しいですね。なお、アバウトミーのブログパーツ導入に伴い、ココログの「プロフィール」は削除しました。

アバウトミー - 自分発見プロフィール : Rivast
http://rivast.aboutme.jp/profile

アバウトミーを一言で表現すると、「ソーシャルプロフィールサービス」ということになると思います。ブログにもSNSにも、最近の大抵のネット上のサービスには、自分のプロフィールを表示する機能が標準で搭載されていると思います。しかし、それらは個々のサービスごとに独立したものであって、ネット上で同一人格を演じようとすると、それぞれのサービスにいちいち同じプロフィールを入力する必要があるわけで、それがかなり面倒くさいわけです(もちろん、それぞれのサービスごとに異なるペルソナを持つのは自由だと思いますが)。その点、アバウトミーは、各サービスに共通で使用できるプロフィールを提供してくれるサービスなので、一度アバウトミーに自分の情報を登録しておくと、ブログやSNSやソーシャルブックマークなどのネット上の各サービスにおける自己人格の統一性が図りやすくなります(現時点ではそこまでの汎用性はないですが、近い将来、そうなってくれるはずです)。

今は一昔前のようにとりあえず大手ポータルサイトに行けば何でも揃うという時代ではなく、個別の用途に特化したサービスを渡り歩くというのが一般的なネットの使われ方だと思います。たとえば、ココログでブログを書きつつ、mixiで友人の動向をチェックし、気になった単語をGoogleでチェックしてみるみたいな感じなわけです。大きなことを言えば、そんな浮遊化し断片化されたネットの利用方法の再統一を図る野心的な試みが、アバウトミーなのだと思います。

すなわち、ネットの過剰流動性、ノマドロジー的自由に一定の歯止めをかけようとする、いわば、メタソーシャルサービスなのではないかと考えています(もちろん、アバウトミーの上位にさらなるメタが無限にありうることは認識しています)。個人的には、そこを見ればその人のネット上でのあらゆる行動の履歴が判明してしまうような情報の集約化には、どことなく生理的な反発を感じてしまうのですが、最近の自発的な監視社会化は、アバウトミーのようなサービスを要請しているのかもしれないと思ったりしないでもないです。我田引水な結論で恐縮です……。

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2007年5月20日 (日)

PLC試験導入

PLCを導入してみました。本当は、光ファイバーに切り替えてから試すつもりだったのですが、一昨日のエントリーに書いたとおり、光ファイバーの導入が延期されてしまったので、まずはPLCだけ試験的に運用してみることにしました。ちなみに、我が家は木造2階建てで、ADSLの引込み線が来ている2階にADSLモデムと無線LANルータが設置されており、2階に2台、1階に1台の計3台のパソコンで無線LANを構築していました。インターネット接続回線は、NTT東日本のフレッツADSL8Mになります。

電力線搬送通信 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%B7%9A%E6%90%AC%E9%80%81%E9%80%9A%E4%BF%A1

詳しくは上記のWikipediaの解説をご覧いただきたいのですが、PLC(Power Line Communications)とは、電力線を利用してLAN(Local Area Network)を構築する技術のことです。簡単に言うと、家庭内のコンセントに専用アダプターを挿すだけで、複数のパソコンをインターネットに接続させることができる技術です。

これまでは、LANを構築する方法としては、有線LANと無線LANとがありました。しかし、有線LANと無線LANは、特に家庭内でLANを構築するには、以下のようなデメリットがありました。まず、有線LANの場合は、その名のとおりLANケーブルを有線で家庭内に張り巡らせる必要があるわけですが、二階建て住宅で1階と2階にそれぞれパソコンがあって、それをLANケーブルでつなごうとすると、ケーブルの敷設がなかなか面倒くさいですし、そもそも、廊下や壁面にLANケーブルがのたくっている様は、あまり美しくありません。次に、無線LANの場合は、壁やドアがあると通信速度が遅くなってしまう可能性がありますし、また、無線の電波は住宅の外まで届くため、セキュリティをきちんとしておかないと、通信の内容を盗み見られたりする危険があります。もちろん、無線LANの通信方法を高度に暗号化すればそのような危険の大半は防げますが、その反面、通信速度が低下してしまうという短所があります。

以上のような有線LANと無線LANのデメリットに比べ、PLCは、以下のようなメリットがあるそうです。

  1. コンセントにアダプター(12cm×7cm×4cm程度の小さなものです)を挿し、アダプターとパソコンをLANケーブルで接続するだけで良いので、設置や配線が非常に簡単。
  2. 屋外に電波が漏れることはない(もっとも、PLCの利用による周辺への悪影響があるそうですが)ため、セキュリティ的に安心で、暗号化による通信速度のロスもほとんどない。

さて、今回使用したのは、Panasonicの「BL-PA100KT」という機種になります。

PLCアダプター(スタートパック)(2個セット) BL-PA100KT
http://ctlg.panasonic.jp/product/spec.do?pg=06&hb=BL-PA100KT

実際の設置作業は非常に楽チンでした。コンセントにアダプターを挿し、LANケーブルをパソコンにつなぐだけでお仕舞いです。1階と2階のパソコンそれぞれに設置しても、併せて5分とかかりませんでした。ソフトウェアを追加でインストールしたりする必要もなく、むしろ本当にこれだけで接続できているのか不安になるくらいです。これなら、無線LANなんて一人で構築するのは難しそうで……と今まで躊躇していた人でも、お手軽に設定できると思います。

気になる通信速度ですが、回線速度測定サイトでPLC切り替え前後を比較したところ、無線LANルータに一番近い場所にあった2階のパソコンでは、無線LANのときは実測値が4M強だったところ、PLC切り替え後も4M強とほとんど変化はありませんでした。一方、無線LANルータから一番離れている1階のパソコンでは、無線LANのときは実測値が3M弱だったのですが、PLCに切り替えたら4M弱までスピードアップしました。障害物による無線のロスがなくなったことが大きいのだと思います。これなら充分に満足できます。

まだ切り替え初日なので、最終的な結論は下せませんが、現時点での実感としては、PLCは「買い」だと思います。何より設定が簡単ですし、速度も充分です。ネックはまだまだ機材が高価なことですね。Amazonでは、アダプターが2個ついてくるスタートパックが14,520円、追加のアダプターが1個9,876円と、無線LANと比較するとかなり割高だと言わざるを得ません。もっとも、PLCはまだ新しい技術ですので、もっと枯れてくれば値段も下がってくるとは思います。スタートパックが7,000-8,000円まで安くなると、一気にブレイクしそうな感じがしますね。

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2007年5月19日 (土)

GWEI

面白いプロジェクトを見付けましたので、ご紹介いたします。

http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/ConnectingWorld/Work/GWEI_j.html
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20257467-11,00.htm

プロジェクトの名称は「GWEI」と言います。読み方は不明ですが、おそらく「グウィー」だと思います。「GWEI」とは「Google Will Eat Itself」の頭文字を合わせたもので、Google AdSenseを利用していくつかの隠れたサイトに広告を掲載し、その広告がクリックされるごとに入るアフィリエイトの利益で、少しづつGoogle, Inc.の株を購入し、最終的に同社の買収をもくろむプロジェクトだそうです。現在のGWEIプロジェクトの規模からすると、買収が完了するのは2億年後だそうです。

2億年後というとタダの冗談にしか聞こえませんが、それほど長い時間がかかるのはこのプロジェクトが個人レベルで遂行されているからであると推測できます。とすれば、グリッドコンピューティングを活用して、参加者を数十万人というオーダーまで増やして実行すれば、買収とまではいかないにしても、ある程度の議決権が取得できるくらいの株は買えるかもしれません。GoogleやOvertureくらいにしか使えない手だと思いますが、企業買収のための資金調達の手法として検討してみる価値がないとは言い切れない気がしないでもありません。

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2007年5月18日 (金)

光ファイバーおあずけ

今日は我が家に光ファイバーが開通する予定だったのですが、延期になってしまいました。業者さんに見てもらったところ、予想外に大掛かりな回線の敷設工事が必要なことがわかったため、ひとまず考えさせてくださいということでお帰り願ったのでした。

それというのも、我が家は築十数年で、インターネットとかいったものを全く想定していない独特の造りをしているせいであり、以前も、ISDNをADSLに切り替えるときに何だか色々と面倒くさかったのでした。そのことは、アウトバウンドしてきたNTTの代理店にはキチンと伝えたはずなのですが、どうも上手く理解されていなかったみたいです。

まあ、現在のADSL8Mでインターネットを利用する分には全く問題ないですので、当面はADSLのままにしようかなと思っています。結局のところ、光ファイバーのような高速回線を必要とするコンテンツは(Winyyとかを除けば)動画系しかないと思うのですが、単なる動画であればテレビを観たりDVDを観たりすれば良いと思うし、ネットでしか観れない動画(YouTubeの著作権的にグレーなものとか)は規制の方向ですし、何となく光ファイバーに切り替える魅力が感じられないんですよね。

ともあれ、今日は工事の立会いのためにわざわざ有給取ったのに、残念でした……。せめて、ゆっくり読書でもしようかと思ったのですが、ちょっと昼寝をするつもりがいつの間にか夜になってたりして、何だか無為な休日になってしまいました。

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2007年5月16日 (水)

新人さんの卒論を読む

4月に入社した新人さんが、ブログやSNSで「日記を公開する」ことの動機や志向性について、心理学的な観点から研究した卒論を書いていたと聞いたので、勉強のために拝読させてもらいました。

卒論は、まず、インターネット上に公開される一般人(非プロ)による文章全般を「サイバー日記」と定義します。サイバー日記は、クローズドや「SNS日記」とオープンな「WEB日記」を包括した概念とされています。そして、全国の大学生男女200名弱に対し、サイバー日記を閲覧または執筆することによる心理的効用についてアンケートし、その結果を分析しています(分析方法として、「t検定」とか「二元配置の分散分析」とか書いてあるのですが、心理学には疎い僕には意味不明でした……)。

細かい分析結果については省略させていただきますが、分析結果に対する考察が非常に身につまされる感じでしたので、該当部分を少し引用してみます。

匿名性や即時性を特徴とするインターネット上のコミュニケーションは、現実場面でのコミュニケーションと比べ、必要なときに必要なだけ他者とコミュニケーションを取ったり他者の情報を集めたり出来る、いわば都合の良いコミュニケーション手段である。そのため、「自分の劣等感を隠して、また自分の自尊心を低下させないよう自分と他者を比較したい」「精神的に辛い時、誰かと一緒にいたい」といった欲求傾向が強い者は、その分サイバー日記から高い効用感を得ているといえよう。

耳に痛いお言葉です……。

この「自分が必要なときに、自分が必要と思う情報だけを集めることが出来る」という指摘は、非常に重要だと考えます。インターネット上にはありとあらゆる情報が存在しているため、ひとびとは情報の海を渡っていくための取っ掛かりとして、とりあえず自分に興味のあることを検索してみたりするわけで、その結果として、自分の趣味や思考に合致するブログやコミュニティばかりに入り浸るようになってしまう可能性はかなり高いといえます。つまり、インターネットは、意識的にあるいは無意識的に、利用者の嗜好や思考体系を再強化する機能があるわけです。もちろん、そのような機能はインターネット以外のメディアにも備わっているものですが、インターネットの機能は他のメディアと比較して強力だと考えます。

そして、そのような再強化の結果として、ひとびとが自分の狭い世界だけに閉じこもり、公共的なものごと(たとえば政治とか民主主義とか)に興味を持たなくなるのではないかという懸念があります。アメリカの憲法学者キャス・サンスティーンが『インターネットは民主主義の敵か』において、そのことを指摘していますが、個人的には、結局のところ、「大きな物語」が喪失し価値観の多様化が普遍化するポストモダン社会においては、公共性が失われることは避けられないのではないかと考えています。

むしろ、そのことを正面から認め、ローレンス・レッシグの言うように、インターネットのアーキテクチャのレベルにおいて公共性を担保する仕組を導入するほうが有益ではないかと考えています。たとえば、「妊娠中絶」について検索すると、賛成派のサイトと反対派のサイトが必ず同じ数だけヒットするというような仕組です。この例は、アメリカで議論されている「ネットの中立性」について述べられた文章に出てきたものですが、同じようなことをブログで実現すると、こんな感じでしょうか。

「著作権保護期間延長反対」というエントリーを執筆すると、自動的に「延長賛成」のエントリーからトラックバックが送られてくる。

う、うーん、激しく鬱陶しいかな……。まあ、上の例は単なる思い付きですが、上手く洗練させてやれば、面白いサービスにできる気がしないでもないです。話がかなり脱線してしまいましたが、そんな色々なことを考えさせられる、とても面白い卒論でした。こういう論文を書ける人が入社されたということは、とても頼もしいものだと思います。

@niftyBOOKS:インターネットは民主主義の敵か
http://nifty.bk1.co.jp/product/2387948

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2007年5月 6日 (日)

MicrosoftがYahoo!の買収交渉中?

今朝の日経の一面にも出ていましたが、非常に興味深いニュースです。

スラッシュドット ジャパン | 米Microsoft、米YAHOOの買収目指し、交渉を要請中!?
http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=07/05/04/1413216

ITmedia News:[WSJ] MSとYahoo!の合併交渉は中断か
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/05/news010.html

検索エンジンや連動型広告やGoogle Mapに代表される各種APIの提供により、今日のGoogleはインターネット上で背景化・遍在化しています。まさにGoogle帝国と呼ぶにふさわしい圧倒的優位だと言えます。このようなGoogle帝国を打倒するためには、OSとブラウザとOffice Suiteで未だ相当のシェアを誇っているMicrosoftと、大型ポータルと各種ネットサービスと新型広告エンジン「Panama」を有するYahoo!の合従連衡策は、全く無意味というわけではないと思います。しかし、結局のところ、「Panama」では、Double-Clickを買収したGoogleには勝てない気がします(Microsoftはネット広告では完全に立ち遅れていますしね)。

それに、そもそもMicrosoftとYahoo!の合併は、Googleに取って代わるような革新性を有していないように思えてなりません。個人的には、「Google後」に立ち表れてくるネットの覇者は、Second Lifeや東浩紀が『ギートステイト』で描いているような「リアルと同等の経済活動が行われる仮想世界」において、その世界における個々人の生活様式を規定するデファクトスタンダードとしてのインターフェースのようなものを作り上げた企業なのではないかと妄想しています。

とはいえ、MicrosoftとYahoo!が合併すれば、大きな業界再編につながりますし、短期的には色々面白いことになりそうなんですけどねえ。既に交渉は中断されたというニュースも出ちゃっていますが、このまま突っ走ってもらいたいものです。まあ、僕には所詮は雲の上の話ではあるのですが……。

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2007年5月 5日 (土)

Natural Wireless Laser Mouse 6000

Microsoftの「Natural Wireless Laser Mouse 6000」というマウスを買いました。

Microsoft Natural Wireless Laser Mouse 6000
http://www.microsoft.com/japan/hardware/laser/na_wi_laser6000.mspx

今までは同じMicrosoftの「IntelliMouse Explorer Cobalt Basin」という有線マウスを使っていたのですが、最近クリックの効きが悪くなってきたので、買い替えを決意しました。ロジクールの「MX Revolution」とどちらにしようか最後まで悩んだのですけれども、「石ころ」と称される「6000」のアバンギャルドなフォルムにセンスオブワンダーを感じたのでした。

「6000」の最大の特徴は、マウスを握る方向が、上からではなく、横からであるということです。エルゴノミクス (人間工学) 的には、人間の自然な状態では手の平は横を向いているので、マウスを上から握ろうとすると、手の平が下になるように手首をひねる必要があり、長時間ひねり続けることで体に無理な負担がかかってしまうのだそうです。それに対し、「6000」は横向きで握ることができるので、負担が軽減されるというわけです。もっとも、実際は完全に横向きというわけではなく、斜め下(45度くらい)なのですが。

使い始めて3日程が経ちましたが、ようやくこの独特のフォルムに慣れてきましたね。ネットのクチコミ情報では「とにかくデカい」「まるで石ころを握っているようだ」といった評判でしたが、まさにそんな感じで、最初は丸っこい握り感に戸惑いましたが、だんだんと手の平に吸い付くように操作できるようになってきました。大きさについては、「IntelliMouse Explorer」も相当なデカさでしたので、個人的にはそれほど気にはなりませんでしたね。「IntelliMouse Explorer」は縦に長いので硯石を握っているような感覚でしたが、「6000」はソフトボールを握っているような感覚です。

ワイヤレスマウスを使うのは初めてなのですが、無線の感度は申し分ありませんね。試しに、マウスと受信機の間にロウソクを燃やしてみたのですが、特に影響はありませんでした。電池の消耗がどの程度なのかが未知数ですが、現時点では非常に満足しています。

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